普遍的ながらも時代遅れには見えない
“時代性のあるクラシック”を意識

「ビジネススタイルの基本はクラシック、つまり普遍的でトラディショナルな組み合わせです。とはいえ、クラシックだからと数年前のアイテムばかり用い、変わりばえしないスタイリングを続けると、どうしてもオジさんぽく見えてしまうもの。つまり、最新トレンドで揃える必要はないまでも、クラシックなスタイルにも時代性はある程度必要なのです。その点、オンリーが揃えるアイテムはクラシックを基調に時代性を程よく備え、シーズン毎に1〜2点加えるだけでも装いの鮮度を保つことができるでしょう」
色柄だけではなくアイテムの質感まで考慮した
コーディネイトでワンランク上のスタイルが完成
「クラシックなビジネススタイルのコーディネイトは、やはりVゾーンが決め手です。控えめに徹するのが基本であり、例えばシャツとタイの色を一部合わせるなど、Vゾーンに一体感が出るように意識すると上手くまとまるでしょう。また色や柄の相性はもちろんのこと、アイテムごとの生地の風合いや質感まで考えてコーディネイトすると全体的な完成度がグッと高まります。そうしたVゾーン次第で、同じスーツでも見え方はまったく異なるもの。下記のコーデ例を参考に、ぜひトライしてみてください」

- よくあるサラリーマンコーデ
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「万能と思われている白シャツ×ネイビータイですが、シャツはドビーの織り柄入り。タイもドット柄で、細かな柄同士がうるさい印象です。またボタンダウンシャツは基本的にタイドアップには不向き。色合わせ無視のカラフルなチーフも問題。マットなスーツに対し、光沢が強いタイもチグハグに見えます」
- オンリー流 クラシックコーデ
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「ミッドグレーのスーツの落ち着いたトーンに、アッシュピンク×ブラウンのタイが好相性です。シャツやチーフもブラウンの柄色でリンクさせ、一体感を演出しています。ストライプ同士の合わせも柄のピッチ幅を変えればうるさく見えません」