【Buyer’s Note】 生地と縫製とパターンのバランス
2021.12.15 Wed(若手スタッフの研修風景)
一方、既成品では、私たちが「生地ともっとも相性が良いモデル」を選定しています。
先日お話した生地セレクトの前段階では、イタリアブランドが発表した新しいクオリティーの生地を全てスーツに仕立て、実際に商品部スタッフが着ることで、着心地の良し悪しを体感します。
それを我々は「着用試験」と呼んでいますが、そこまでしているところは、正直少ないと思います。
どんなに経験しても生地を触るだけでは分からない、意外な欠点が見つかることもあります。
その時は、どんなに綺麗な生地であっても、泣く泣く製品化は見送ります。
服はみるだけではなく使う物なので、着る人の気持ちを体感することが商品づくりの肝だと考えています。
このように着心地にコダワリ、さらに時代を取らえた感性を付け加えるのがバイヤーの仕事です。
ちょうど来年秋冬用の着用試験サンプルがありますので、お見せします。
まるでモデルのような商品部スタッフです笑
この着用試験で、来年の秋冬の商品化が決定しますので、ご期待ください!