バイヤーが語る。ジャージージャーニーの秘密とは?
2022.12.15 Thu皆様こんには。
バイヤーズノートをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は「ジャージージャーニー」として打ち出した大人気のジャージーについて、お話したいと思います。
この秋冬はジャージー生地を使用した商品が大充実しております。
カタログのジャージージャーニーシリーズは、スーツ、ジャケット、パンツ、シャツが全てジャージーでコーディネートされています。
何故ジャーニーかと言うと・・・。ただ「クレイジージャーニー」と響きが近かったからです笑。
テレビ復活して涙が出るほど嬉しいです。
加藤先生にもWEBコンテツにご出演いただきましたので、ぜひチェックしてください。
https://only.co.jp/lp/22awkato/
もちろんそれだけでなく、出張や旅行で世界中を旅するビジネスマンの方のお供として、
ストレッチの楽な着心地を提供したいというメッセージも「ジャーニー」には含まれています。
このジャージージャケットですが、もう10数年前には商品化していました。
しかし、その当時はまだ発展途上だったなと昔のカタログを見ながら思っています。
ただ、この数年でとても完成度の高い商品ができたと自負しています。
それは、2つの要因があります。「生地」と「縫製」です。
生地ではプリント技術の発達です。編み物は、出せる柄が少ないのが難点です。それを可能したのが、プリント技術です。
左は、イタリアのEUSEBIOのヘリンボーン柄。
EUSEBIOはジャージーで有名なイタリアブランドが使っている生地です。
ONLYならそのブランドの半額以下でお買い求めいただけます。
右はオリジナル生地のハウンドトゥース柄。
大好評のTRAVELER JERSEYスーツに採用しています。
今までのジャージーでは表現できなかった柄をプリントには見えないようにプリントしています。
また柄を乗せることで、生地に陰影が生まれ、平らなジャージー生地に凹凸感が生まれます。
表面感のある生地は高級感があるので、スーツにも適用できました。
もう一つはジャガード編みの技術です。
上の2つは、どちらもイタリアROMA社の生地です。これもイタリアの有名ブランドが好んで使っている生地です。もちろん半額以下です笑
以前からジャガードはありましたが、機械が高級なため生地代もびっくりするような価格でした。しかしジャージー人気という時代とともに、供給も増えて、価格も安価になりました。どこからどう見ても織物にしか見えないレベルだと思います。
そして、最大の要因は、「縫製」です。
昔のスーツ工場はストレッチ性の高い商品は、敬遠する傾向でした。
生地が動く=縫いにくい=生産性が落ちる、この理由からです。
縫製工場は生産性がビジネスの根源だから仕方ないことです。
ただ、これも時代の要請で世界中からその需要が高まり、スーツ工場も縫製せざるおえなくなりました。
縫製は手工業です。人間は学習できるので、今では布帛と変わらない生産性を確保できるようになりました。
また、副資材を省いた仕様も、慣れました。
以前のブログ⇒https://only.co.jp/magazine/2022/09/15/buyers-note_santalucia-zero0915/
ジャージー生地はどうしてもウエイトが重くなるので、軽量な仕立ては必須です。
レベル的にもイタリア仕立てと遜色ない縫製まで高めることができました。そして、値段は半額以下です!笑笑
実は、来春夏で画期的な商品が登場します。
それは、大好評のONLY GREENのシャツ地を使ったジャケットです。
詳細は次のカタログを楽しみにしていただきたいのですが、ジャージー生地の欠点であるウエイトを克服しています。
まるで、着ているのを忘れるジャケットです。これはスポーツができるぐらいです。
YouTubeで検証しますので、お楽しみに!笑