スーツと私

2022.06.30 Thu

h

「スーツと私」
ONLYエリア統括マネージャー
高橋知生さん

90年代前半DCブランドの絶頂期、キラキラした世界に憧れて、北海道ドレスメーカー学院で学んでいた高橋さんはデザイナーを志望していました。

しかし、時代は変わり続けます。DCブランド人気も衰退の兆しが表れ、某ブランドのアパレル販売代行会社に就職していた高橋さんも、現実の生活とこれからの洋服の買い方に疑問を持ち始めていました。

その頃、小樽のアウトレットで見かけた、とあるショップに衝撃を受けます。
DCブランドのスーツが1着10万だった頃、そこでは身長別・体形別に陳列されたスーツが19,000円と28,000円の2プライスで売られていました。
しかもとても新しくてお洒落なデザイン。
「このショップはどんな会社がやっているのだろう?」興味を抑えられなくなった高橋さんはお店に電話をかけて本社を聞き出したそうです。
これがその後20年以上働くことになったオンリーと高橋さんの貴重な出会いになります。

「この会社なら、大好きな洋服の仕事を一生できるかもしれない」そんな直観を感じた高橋さんは、即入社。
大型商業施設「札幌エスタ」でオープンした「ザ・スーパースーツストア 札幌エスタ店」を任されます。
「会社の成長とともに、とてもいい経験をさせてもらいました」と当時を振り返ります。
30代になっていた高橋さんは、夢中になれる仕事を自らの手でつかみ取っていたのです。

そしてまた、「ワークライフバランス」がとれているのも北海道では当たり前。
プライベートが充実していてこその仕事だ、という意識は当時から高かったようです。
ゴルフを始めたのも、スーツの販売員をしていて様々な業界の方とお話されているうちに自然と興味が湧いたと言います。
今でも良い関係のお客様何人かとラウンド仲間だという高橋さん、ゴルフの良いところは、どんな人間関係でもラウンド中は対等になれることなのだそう。
仕事でもプライベートでもコミュニティや仲間の大切さを実感しています。

非公開: スーツと私愛用の「WEDGE WORKS」

非公開: スーツと私愛車 Mercedes-Benz 『GLE-C292』

北海道という土地柄、アパレルブランドは様々な流通経路で洋服を販売しています。
ブランドは販売代行という形で、地元の販売スタッフを雇うことも多く、北海道の人もまた、地元に貢献しながら、北海道で一生働きたいと思う人が多いようです。
「いろんな形があるけど、洋服が好きな後輩たちに、地元でアパレルの仕事を一生続けられるという、いいロールモデルになりたいんだよね、、、、」

北海道で充実した生活を送られてきた高橋さんの未来は、とてもキラキラしています。
「良く遊び、良く働く」。一度きりの人生、こんな風に充実させたいなあと強く共感しました。

スーツと私オールホワイトのキャンプサイト
スーツと私最近は行けていないようですが、車からギアまでこだわってますねw

「スーツと私」シリーズは本篇が最終となります。
ご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。