「スーツと私」

2022.01.06 Thu

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「スーツと私」
 
ONLY マルイファミリー海老名店店長 鈴木 俊実さん
「歌舞伎町で2回職質を受けた時、スーツを着て、ちゃんとしているように見える人になりたいと思いました。」
鈴木さんのコメントは衝撃的でした。
 
20代の頃、手に職をつけたいと美容師として働き始めたものの、
想像していたほどのこだわりのない仕事内容に魅力を感じされず転職。
 
その後ヴィンテージ物を扱う古着屋で約5年間働かれていました。
「基本汚いかっこうをしていました」とういう鈴木さんが職質を受けたのもその頃で、
長髪にヒゲ伸び放題の時代があったそうです。
 
「スーツを着ると少しはちゃんと見えるかな、、、」という思いで働き始めたスーツショップ。
ヴィンテージの古着とスーツ。一見真逆なように見えるモノが、鈴木さんの中では繋がります。
 
「変わらない、シンプルなモノが好きなんです」
 
確かにスーツもジーンズも、変わらずシンプルだからこそ出る味わいや、微妙な違いを楽しめるもの。鈴木さんは若くからそんな趣向があったようです。
 
好きなモノは好き。
「モノ」への強いこだわりに、この仕事を長く続けている秘密が隠れているのか??
 
モノにこだわるのは、プライベートの過ごし方を見ても明らか。
愛車ハーレーに乗るのは、基本的に「近場」だそうです。
なんと「朝食を買いに出たら、自宅の西東京から新宿、お台場、多摩川を超え、東京を1周してしまい、夕方帰ってくることもあります」とのこと。
 
バイクに乗って、どこかに行くとか、何かをするのではなくて、バイクに乗っている時間やスタイルが好きだとか。
好きなモノに乗って、自由な時間を好きなだけ過ごす。
鈴木さんが「モノ」との時間を大切にしていることがわかります。
 
ONLYマルイファミリー海老名店で6年間店長をされている鈴木さんは、毎日片道2時間の通勤を続けています。
「慣れてしまえばなんでもないですよ」とはいうものの、往復4時間の通勤を続けるほど、なぜ「スーツ」にこだわるのか。
 
「やっぱり憧れがあるんですよね、、、」ちゃんと見えるようにと転職した時から、
スーツを格好よく着られる自分になりたいという気持ちは変わりません。
 
まだお金も時間も余裕がなくて、スーツを格好よく着こなせていると思わないと、控え目に語る鈴木さん。
スーツはそんな「大人の男の象徴」なのかもしれませんね。
 
ショップに立って仕事をする人もさまざま。こんな強いモノへのあこがれを持った店長と一緒に、スーツを選んでみたいと思いました。