京都発のスーツブランド ONLY

01旅する偏固者

• ONLY 神戸三宮店　正社員 池田 純 2021年入社 前職 : 接客サービス

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  「販売職って大変だよね、土日は休めないし」と友達には同情されますが、旅好きの私にとっては最高の職場！　混み合っている連休を避けて平日に休みを取ることができる、というのがありがたいんです。特にゴールデンウィークとかお盆休みとか、最近は激混みで旅費もホテル代も高いですが、平日ならすいているしお得に旅ができます。それを狙って就職した、と思われても仕方ありませんね。
  私は学生時代にオーストラリアで２年間暮らし、帰国してからONLYに入社しました。現地ではいろいろな人の暮らしを見ることができたおかげで人に興味を持つようになり、もっと多くの人と出会える仕事に就こうと思って、接客を選びました。お客様が私の顔を覚えていて声をかけてくれたり、「池田さんに選んでほしい」と言っていただけることが本当にうれしいです。先輩が「役に立つことを言う人はそばにいても嫌がられない」とアドバイスしてくれたので、お客様が来店されると家政婦っぽく後ろからじっと見つめるようにしています。「こんなスーツをお探しなのかな」と見当がついてから話しかける作戦ですね。成功率、高いですよ。

• オーストラリアで出会った子供たちと。

  こうやって積極的にお客様に話しかけることができるのも、オーストラリアでの経験があるから。旅は人とのコミュニケーションを作ったり広げたりするために私にとっては必要不可欠なものだし、仕事を介していろいろな方にお会いできる接客は本当に楽しくて、まさに天職だと思っています。
  次は、友達がいる台湾に行きたいです。またも平日の休みを狙っています！

02熱量だけで世界に行った偏固者

• ONLY事業本部　サブマネージャー 大和 一基 2014年入社 前職 : 繊維商社

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  イタリア・ミラノで開かれる、紳士服の見本市「PITTI IMMAGINE UOMO」には、2016年からほぼ毎年、訪れています。だって、商品開発という自分の仕事には、世の中の動向やトレンドを先んじて知っておくことが重要ですから。規模は大きいし色遣いも圧巻で、実際に現地に行ってよかったなと思いました。
  ……と言うとまるでエグゼクティブなバイヤーのようですが、実はそうでもないんです。私が通った京都の中学校は当時、唯一の私服OKの学校で、その頃から服に興味を抱きました。繊維の専門商社に入社して営業を担当してから、今度はMDやバイヤーになりたくてONLYへ転職。同じアパレル業界だからと楽観的に考えていたことを、入社後に反省することに……。

• 世界中から関係者が集まる「PITTI」にて。

  商社時代は納品すれば自分の仕事は完了でしたが、今は自分たちが仕入れたものをどう売るかを決めて進めていかなくてはならず、１週間ごとに売り上げ実績をチェックして翌週にはそれを反映させるという小売ならではのめまぐるしさがあって、商社での仕事とは全く違い、上司に注意されることもしばしばありました。でもやりたい仕事ができるって幸せですよね。必死にこなしていたら、「PITTI」にも行かせてもらえるぐらい仕事をまかされるようになりました。
  それでもまだ、納期遅れのことを考えると眠れないくらい不安になりますが、やっぱりこの仕事が好き。こんな真面目にがんばる僕を雇ってくれたONLYには感謝しかありません。だから、まだ行ったことがないイギリスにも、向学のために出張させてください！

03仕事と愛にこだわる
偏固者

• ONLY カメイドクロック店 店長 大西尚哉 2016年入社 前職 : アパレルスタッフ
• ONLY 京都四条河原町店 店長 大熊慎吾 2012年入社 前職 : 人材サービス

04年齢不詳の偏固者

• ONLY PREMIO TOKYO有楽町店　店長 白田 亮治 2008年入社 前職 : 営業

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  「体形、変わらないですね」なんて言われたことないですよ。まして、「ダンディですね」だなんて……そんなことを言われたら、とまどっちゃいますね。
  以前はカタログ通販の会社にいて、ジュエリーの販売をしていました。その時の、目上の方との接客の経験が、今の仕事に生かされていると思います。ただ、ONLYに転職するタイミングで、年齢のせいかちょっとだけ体が大きくなってしまいまして（ちょっとだけですよ）。人に見られる仕事だし、スーツという特別感のある服を売っているわけですから、見た目に気を遣わなくては、と意識するようになりました。

• 変わらない体型。左:現在 / 右:5年前

  接客は立ち仕事でカロリーを使うし、緊張感を持ってお客様に接していると姿勢も自然によくなります。プラベートでは、外食はあまりしなくなり、小中学生の娘たちと一緒にバスケをプレーすることも。高校時代にやっていたサッカーと勝手が違い、ポジショニングが難しすぎてハアハアしていますが……。ちょっとだけ大きくなった分は元に戻り、そのまま体形維持や健康維持につながっています。休日も朝７時に起きて、新聞のWebニュースで情報収集。ビジネス誌やファッション誌も必ずチェックします。今、ようやく客足が戻りつつあるので、ONLYとしても出店を進めたりSNSでの発信を強化して、リピーターと新規のお客様をもっと増やしていきたいですね。
  「年齢不詳」と言われるのは褒め言葉だと思います。それも体形を維持しているおかげでしょうか。同い年の同僚がいるんですが、彼は本部に異動になったら10kgも太ったようで、よく「白田さんは変わらなくていいなあ」と言われます。もしかして、噂の出どころって彼ですかね？

05成り上がる偏固者

• ONLY事業本部　マネージャー 髙橋 知生 2001年入社 前職 : アパレルスタッフ

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  あ、この車はベンツのGLEです。車は仕事にも生活にも欠かせないので、もう１台、持っています。趣味はゴルフ。お客様と一緒にラウンドを回ることもあります。キャンプ道具も40〜50万円ほどかけてそろえたのですが、１回使っただけでした。
  こうした私のプライベート部分だけ聞くと、なんとなくバブルっぽいような雰囲気があるみたいで、「昔はヤンチャだったんでしょ？」とか「どうやってそこまで成り上がったんですか？」と言われることもあります。服飾専門学校を卒業して、アパレル業界を経てからONLYに転職したので、確かに大卒入社ではないですね。出張先でONLYの店舗を見かけて、5cm刻みの身長別・体形別のディスプレイに「なんて戦略的・視覚的なんだ！」と衝撃を受けて、自らONLYに問い合わせをして入社試験を受けました。

• 車を自慢するのはあまり好まないのですが。

  それ以来、北海道という土地にこだわってきました。地方における服の販売業は、誰もが「先の未来が見えない」という悩みにぶつかります。自分が悩んだことを後輩に感じてほしくなく、その不安を解消する仕組みを作りたいのです。ONLYであれば長く働ける環境作りができるだろうし、実現するには数字や実績が必要。それが私の仕事の核になっています。
  自分のやりたいことを続けてきただけで、結果的に今は札幌エリアを統括しつつ事業本部のマネージャーにも就いています。服飾の世界に憧れて入ってきた業界なので、好きなことをしているから長く続けていられるし、部下にも仕事は続けなさいと言っています。今の私の生活の８割は仕事。どうせいろいろと言われるなら、そのぐらいの気持ちで成り上がりライフを楽しもうと思います。