【生地選びを迷う方必見！】オーダースーツの生地選び診断チャート ONLY PREMIO ルクアイーレ店
2023.08.08 | ルクアイーレ店ONLY SHOP BLOGをご覧いただき誠にありがとうございます！
ONLY PREMIO ルクアイーレ店でございます。
7月より開始しておりますONLYのオーダースーツをお得にお買い求めいただける『早割』ですが、ルクアイーレ店では7月で80着程ご注文いただき大盛況となっております。
いつもご愛顧いただいておりますお客様にはこちらの場を借りてお礼申し上げます。
さて今回はその早割にちなんだ内容にはなりますのでまだご注文頂いていない方はもちろんの事、注文したけどもう一着買っておこうかなという方までお楽しみいただける内容を書いていきますので最後までご閲覧くださいませ。
早速本題に移りますが、皆様オーダースーツをご購入する上で何を求めておられますか？
オーダーだからこそ何百、何千という生地の中からお気に召したものをお選びいただきますが、これがまた難しいですよね？
なので今回は私自身がご来店いただいたお客様にそのまま伝える内容を記載していきますので、是非これからの生地選びにどうぞご参考下さいませ。
生地を選ぶ際の大きな項目
まずオーダースーツを作る際の重要な項目として生地選びがあります。
生地ブランド主要国は大きく二つあり、イギリス、イタリアのヨーロッパ圏に固まります。
その他ウールの産地であるオーストラリアや広大な面積の中国が続きます。
まずはイギリスの生地の特徴からお伝えいたします。
イギリス生地の特徴
産地の特徴としてまずイギリス製の生地ですが、あまり華やかではありません。
階級社会の国であり、王族や貴族などの一部の上流階級の方しかスーツを着用する事のなかった文化の為に、華やかさよりも品や嗜みとして発達した文化となります。
生地感は日本と同じく湿度の高い国の為、水分に対してヘタる事が少ないよう打ち込みと言われる生地の目のつまりがしっかりしています。
その為生地はどちらかというと厚みを感じるザックリとした生地感になり、色味の鮮やかさは落ち着いた生地が多いです。
その反面耐久度は高く、本来の日本の気候にはとても合った生地となります。
代表的なブランドでは「Abraham Moon」「Savile Clifford」「Fox Brothers」「Harrisons of Edinburgh」「Scabal」などになります。
イタリア生地の特徴
イタリア生地はイギリスの対になるような生地となります。
発色や美しさを感じる生地感を得意とし、華やかな生地が多いのが特徴です。
イギリスと反対にミラノやローマ、フィレンツェ等の美しさを重視する国風からスーツもその様な表現をすることが得意です。
また湿度が高い国ではない為に耐久性に関してはそこまで重視せず、仕立て上がったスーツのトータルのエレガントさを追求する生地を得意とします。
代表的な生地ブランドは「Ermenegildo Zegna」「Loro Piana」「Vitale Barberis Canonico」「REDA」「Fratelli Tallia di Delfino」等が挙げられます。
因みに日本の生地は？
日本にも毛織物会社は有数あります。
最も知名度が高いのは愛知県一宮市を中心とする尾州地方となります。
生地の特徴としては丁度イギリスとイタリアの真ん中といった雰囲気です。
イギリス生地程硬さを感じる事もなく、イタリア生地程柔らかすぎない。
発色に関しても同じような物となります。
日本の気候に合わせた生地を作る為、扱いやすく柔らかい雰囲気があります。
代表的なブランドでは「日本毛織」「大同毛織」「御幸毛織」「葛利毛織」等が挙げられます。
各メーカーごとに特色があり日本毛織は「NIKKE」、大同毛織は「MILLION TEX」、御幸毛織は「MIYUKI TEX」や「ADPARI」、葛利毛織は「DOMINX」等各ブランドで顔となる生地を生産しています。
数えきれない生地の中で何が自分に合うのだろう？
オーダースーツを初めて作るお客様はかなり迷われると思います。
同じネイビーの無地であっても数十種類はあり、各々の生地の特徴まで見ると終わりがない状態となります。
多くの方が仰られますが、価格が高い生地=全てにおいて良い生地と言うわけではありません。
世界的に高級な生地ブランドの「Ermenegildo Zegna」というブランドがあります。
知名度もラグジュアリーさも申し分ないのですが、ゼニアだから良いんでしょ？というのは半分正解半分間違いになります。
勿論いい生地だと思います。上質なウールを使い、徹底した生産管理の元作られる生地ですのでその点は間違いないです。
しかし着用される方にとってそれが最良の選択になるとは限りません。
例えばですが、一着のスーツを一年ほぼ毎日着るという方にオススメする生地として「ゼニア」の生地を提案する販売員は全く信用できません。
ゼニアはイタリアでも三大ブランドに数えられ、高級感のある光沢と柔らかな質感を感じれる素晴らしい生地です。
しかしその反面耐久面が基本的に低く、一着目に提案するスーツとしてはナンセンスとなります。
それでしたらその一着の価格を二着に分ける、又は耐久力が比較的高いワンランク下の生地で2パンツスーツを作る事が最良と感じます。
仮に一張羅で一年で数回しか着ないという事であれば、ゼニアであることも正解だと思います。
あくまで個々のライフスタイルや手持ちの着数、サイズ感やどういった場面で使い、どのような方と仕事をするのかのTPOが生地にもあるという事です。
ではそれを踏まえた上で自分が求めているスーツの選び方をチャート方式で作成しましたので、是非お試しください。
素人作成の為分かりにくく申し訳ありませんが、ご容赦下さいませ。
凡そ3タイプ程に分かれますのでご自身のタイプ別のご案内を参考にして頂ければと思います。
【Aタイプ】
Aタイプの方は光沢感を求めつつ着心地を求めストレッチ性のある生地をご覧ください。
以下におすすめの生地をご紹介しております。
Aタイプの方に最初におすすめする生地はこちのの「VITALE BARBERIS CANONICO」のSUPER SONICシリーズです。
こちらの生地の特徴としては程よい嫌味のない光沢感と、ナチュラルストレッチを加えたとてもバランスの良い生地です。
出張用生地としての評価も高く、撥水加工及びシワの復元力にも長けている為に手入れの容易さも高ポイントです。
迷った際は間違いのない生地となります。
PRICE:￥68,000～(+TAX) 早割ご利用の場合生地、縫製料金より20％OFF
続いてのオススメ生地はこちらの「TRABALDO TOGNA」のEstratoシリーズです。
知名度こそ先程のカノニコには劣りますが、イタリア生地の中でも日本人に高評価を得ている生地ブランドです。
特徴は何といっても鮮やかな色味と光沢感を感じつつ、世界中の生地の中で最もストレッチ性の高い生地の一つです。
ポリウレタン等の化学繊維を使わずここまでのストレッチ性を感じる生地は希少です。
私たちフィッターもこの生地の場合は少し寸法を小さめに作る事もあります。
因みにこちらの生地ブランドは私自身も仕立てたことがあり、仕立て上がりの写真もありましたので雰囲気をご参考下さいませ。
PRICE:￥88,000～(+TAX) 早割ご利用の場合生地、縫製料金より20％OFF
【Bタイプ】
続いてBタイプの生地の耐久性や実用性を重視される方向けの生地となります。
まず最初にオススメするのは私のお気に入りの生地の一つ「DORMEUIL」のAmadeus365となります。
ドーメルはフランスの生地商社ながらイギリス生地を扱う特殊なブランドです。
いうならばフランス生まれイギリス育ちになります。
生地の特徴としては「艶」と「重厚感」が最も見た目の印象として感じます。
イタリア生地のように動きで色気が出るというよりも、立ち姿が美しい生地です。
耐久度もイギリス生地ならではのヘタらない実用性に富んだ素晴らしい生地だと思います。
私もこの生地を色違いで2回作るほど惚れこみました。
4.5年前の写真なので画質が悪いですが、こちらも二種類写真がありましたのでご参考下さいませ。
PRICE:￥138,000～(+TAX) 早割ご利用の場合生地、縫製料金より20％OFF ж取り扱い限定店舗のみ
続いての生地は有名な「Ermenegildo Zegna」のELECTAシリーズです。
こちらはゼニアらしくないゼニアという印象です。
ゼニアと言えば代表生地のTROFEO、15milmil等のとろみのある光沢感と柔らかさが特徴の生地が多かったのですが、ここ最近では違う路線のも攻めてきています。
こちらのELECTAに関してはイギリスのテーラーのリクエストによって織られた生地ですので、イギリス生地の風合いを感じる事ができます。
これはゼニアの力と言えるところですが、一言でいうと「丁度良い」生地です。
光沢もさることながら、しっかりとした生地の詰まりがあるので貧弱さは感じません。
固いのは嫌だけど耐久度が欲しい方には丁度良い生地になるでしょう。
PRICE:￥108,000～(+TAX) 早割ご利用の場合生地、縫製料金より20％OFF
続いてはまたもや「VITALE BARBERIS CANONICO」より21micronシリーズです。
こちらは近年でカノニコが力を入れている生地の一つで、どちらかというと日本市場をイメージしている生地といった印象です。
高温多湿、雨が多く洋服の手入れに馴染みのない日本でもヘタる事無くしっかりとした自立性を感じます。
私自身好きなタイプの生地です。
少し硬さこそありますが、シワのなり難さ、復元力、仕立て上がった際の映えは見事です。
体型にコンプレックスを抱えている方には最もオススメする生地の一つとなるでしょう。
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Bタイプ最後にご紹介するのは国産生地「西川毛織×ONLY」ダブルネームの生地となります。
国産生地の良いところは上記でもご説明した通り、光沢と耐久度の両方を兼ね備えている点になります。
特にこちらの「極」シリーズは弊社の中で最もコスパの良い生地と言っても過言ではないほど良い出来栄えの生地ですので、オケージョンからビジネスまで幅広いターゲットの方にご満足いただけると思います。
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【Cタイプ】
最後にCタイプですが、こちらはオーダーらしい生地や華やかな生地を好む方に向けてのオススメになります。
まず最初にオススメしますのは「Fratelli Tallia di Delfino」と「VITALE BARBERIS CANONICO」の生地になります。
二つとも華やかな色目と柄が特徴的な生地になりますのでオーダーらしい生地をお探しの方にはピッタリかと思います。
まずは写真左側の「DELFINO」の生地よりご紹介いたします。
こちらはイタリアの中でも三大生地ブランドに数えられるほど名門の生地となります。
ブランドの特徴では色使いが絶妙で、嫌味のない発色の良い生地となります。
色彩に関して名高い「CARLO BARBERA」の生地と比べても透き通った色味が特徴で、感覚で伝えると瑞々しさを感じます。
因みにこちらのご紹介している生地は「サンクロス（ソラーロ）」と呼ばれる生地の一種で、経糸と緯糸を異なる色で織って生地にしている為、光の当たり加減で色が変わる俗にいう玉虫色になっております。
続いて「CANONICO」の生地ですが、こちらは三種混の生地となります。
ウール・コットン・カシミヤの三種類の素材を用いて織る生地は秋冬らしい暖かみのある触り心地と、落ち着く色味が特徴です。
高番手のウールとカシミヤをブレンドする事で軽いながらも暖かい生地となりますので、羽織感覚で着られたい方にはピッタリです。
『左』PRICE:￥98,000～(+TAX) 早割ご利用の場合生地、縫製料金より20％OFF
『右』PRICE:￥98,000～(+TAX) 早割ご利用の場合生地、縫製料金より20％OFF
最後にご紹介するのはまたも「DORMEUIL」の2023年より新しく追加されたシリーズMILLENNIALです。
環境問題や動物虐待などの問題に対して配慮した生地として作られたこちらの生地は柄のバリエーションもそうですが、耐久度や光沢感、ストレッチ性等の面でもバランスが良い生地として展開されています。
15POINT7やPRESIDENT等の驚く値段の生地を展開するDORMEUILですが、このように時代に合わせた生地を展開するのも魅力のある生地ブランドだと思います。
PRICE:￥138,000～(+TAX) 早割ご利用の場合生地、縫製料金より20％OFF ж取り扱い限定店舗のみ
長くはなりましたがこちらでオーダースーツの生地の選び方の一例をご紹介しました。
あくまで私がこのように説明する事が多いだけですので、他のブランド様や弊社でも違うスタッフの場合は違う説明をすることも多いかと思います。
またこちらの生地は在庫限りとなりますので、ご来店いただいたタイミングでのご提供が出来かねる場合がございます。
特に店舗限定生地に関しては在庫ストックが少ないものが多い状態ですので、ご理解の程お願い申し上げます。
さらに、店頭では『ONLYメンバーズ ご紹介キャンペーン』を実施中です🎵
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