覚えておくと何かと便利!ネクタイの結び方4点

2018/05/22

  • スーツTips(豆知識)

 

ネクタイの結び方にはいくつかの種類があることをご存じですか?結び方を変えると、結び目の大きさが変わるので、ネクタイ全体の印象が変わります。同じネクタイであっても結び方を変えるだけで気軽に印象を変えることができるので、気分を変えたいときや強い印象を残したいときには、結び方を変えてみると良いでしょう。また、いつも同じネクタイの結び方ではなく、襟の形やスーツのデザインによって結び方を変えると、おしゃれに見えます。ネクタイの新しい結び方を覚えることで、より一層おしゃれを楽しむことができるかもしれませんよ。

 

ネクタイの結び方1.プレーンノット

プレーンノットはネクタイの結び方の中で最も基本的なものです。そのため、初めてネクタイをする人はこの結び方から覚えるとよいでしょう。基本的な結び方なので、シーンを問わず使えます。まず、大剣を長めにとり、大剣側が小剣の上にくるようにクロスします。次に、上に重ねた大剣側を小剣の後ろから1周まわし、そのあと大剣側を後ろから首元の輪っかに通して、前にもっていきましょう。そして、先ほど1周まわしたときにできたループ状のところに、大剣を上から通します。結び目が固く小さくなるように形を整え、小剣を引っ張りながら上にあげれば完成です。ゆるく結ぶとだらしなく見えてしまうので、結び目の形を整えるときにしっかり結ぶようにしましょう。また、シャツのボタンを開けた状態でネクタイを結ぶと、襟の左右のバランスが崩れてしまい、こちらもだらしなく見えてしまいます。ネクタイを結ぶ前に、シャツのボタンは閉めておくようにしましょう。

 

ネクタイの結び方2.ウィンザーノット

ウィンザーノットは、プレーンノットに比べてネクタイの結び目が大きくなる点が特徴です。そのため、顔や体型が大きめの人の場合、ウィンザーノットは自然にバランスがとれます。結び方の手順はプレーンノットよりも多いのですが、単純な手順で比較的覚えやすい結び方です。1度覚えてしまえば簡単なので、ぜひ試してみましょう。まず、大剣と小剣のバランスですが、縫い目が首の位置にくるように、かなり短めに小剣をとります。次に、プレーンノットと同様に大剣が小剣の上にくるようにクロスします。そこから、クロスしてできた輪っかに大剣側を後ろから前へ通しましょう。輪っかに通したら、大剣側を小剣の後ろを通して逆側に持ってきます。
その後、大剣を今度は前から後ろになるように、先ほどと同じ輪っかに通します。この時点で、輪っかには左右1度ずつ大剣を通した状態です。次に大剣側を今度は小剣の前を通るように、再び逆側に持ってきます。そして、最初と同じように後ろからまた輪っかに通します。あとは、小剣の上を大剣が通ったときにできたループ状のところへ大剣を上から通しましょう。結び目の形を整えて、小剣を引っ張りながら上にあげれば完成です。

 

ネクタイの結び方3.セミ・ウィンザーノット

このセミ・ウィンザーノットという結び方は、名前を見てもわかる通り、ウィンザーノットの半分の手順でネクタイを結ぶ方法です。ウィンザーノットほど結び目は大きくありませんが、プレーンノットよりも存在感のある結び目になります。結び目の形は正三角形に近く、印象を強めたい場面で用いると良いでしょう。まずは、ウィンザーノットのときと同じように、ネクタイの縫い目を目印に、小剣を短めにとります。大剣が前にくるようにクロスさせ、そこから小剣の後ろを通して大剣側を逆側に持ってきます。次に、逆側に持ってきた大剣を、前から後ろの方向に輪っかに通しましょう。輪っかに通したら、大剣を小剣の前を通るように、元あった側に持ってきます。今度はそちら側で、後ろから前になるように大剣を輪っかに通します。そして、大剣が小剣の前を通ったときにできたループ状のところに大剣を上から通したら、ほぼ完成です。あとは他の結び方と同様に、結び目の形を整え、小剣を引っ張りながら上にあげましょう。

 

ネクタイの結び方4.ダブルノット

ダブルノットの結び目は、縦に長いところが特徴です。結び目がプレーンノットよりも1回り大きくなり、横から見たときに厚みが出たように見えます。結び方は、プレーンノットの次に簡単です。「複雑な結び方は面倒だけど、少し印象を変えてみたい」という人はぜひ挑戦してみましょう。この結び方でも、まずはネクタイの縫い目を目印として小剣を短めにとり、大剣が前にくるようにクロスします。次に、上に重ねた大剣側を、小剣側の後ろから2周まわします。小剣側に巻きつけるような形です。そして、これまでの結び方と同様に、首元の輪っかに大剣側を後ろから前に向けて通します。小剣側に2回目に巻きつけた方のループ状になった部分に大剣を上から通します。結び目が固くなるように形を整え、小剣を引っ張りながら、上にあげれば完成です。

 

ネクタイを格好良く結ぶポイントとは?

 

ネクタイには、格好良く結ぶためのポイントがあります。手順通りに結んでもあまり格好良くならない場合には、以下の点を意識してみてください。1つ目のポイントは、ディンプルを作ることです。ディンプルというのは、ネクタイを結んだときに結び目の下にできる、ネクタイのえくぼのような部分のことです。結び目の下にこのディンプルがあることによって、ネクタイが立体的に見え、より格好良くなります。ネクタイの結び目の形を整えるときに、1度ネクタイを折るようにしてディンプルを作るときれいにできます。2つ目のポイントは、結び目の大きさに合わせてワイシャツを変えてみることです。プレーンノットの結び目は最も小さく固いもので、一般的なレギュラーカラーのシャツと相性が良い結び方です。ダブルノットやウィンザーノットは、結び目が大きいので、それに合わせてシャツをワイドカラーや襟が大きいものにするとバランスが良くなります。このように、襟と結び目の大きさを合わせると、全体のバランスが整ってより格好良く見えます。

 

ネクタイの結び方を変えたら気持ちも変わる!

ネクタイの結び方は、最も基本的なプレーンノットが定番です。しかし、ネクタイにはほかにも結び方があり、それを変えることで相手に与える印象を変えることができます。ネクタイそのものの種類に加えて、結び方の種類も選べるようになれば、よりスーツに変化がつくことでしょう。いつも同じネクタイの結び方だと飽きてしまうので、たまには気分を変えて違う結び方をしてみてはいかがでしょうか。

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