たくさんある!スーツに合わせてもOKなコートの種類7選

2018/02/23

  • スーツの着こなし・コーデ術

 

真冬はもちろん、春秋の肌寒い時期にも大活躍するコートには幅広い種類があり、デザインによって印象は大きく異なります。
ビジネス用とプライベート用を分けて着用するひともいるかもしれませんが、実はスーツと普段着どちらに合わせてもOKなコートもたくさんあるのです。
そこで今回は7種類のコートをピックアップし、その特徴やコーディネートについてご紹介します。汎用性の高いコートがあるだけで、コーディネートの幅はぐんと広がります。お気に入りのコートを手に入れて、毎日のスタイリングをより楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

スーツとコーデ可能なコートの種類1.トレンチコート

社会人の定番アイテムとして人気があるトレンチコートは、かっちりとしたきれいめな印象を与えることができます。肩に付けられたエポレット(ボタン留めストラップ)や肩から胸にかけて当てられたストームフラップなどが特徴的なデザインです。
元来は防水用のコートとして第一次世界大戦のイギリス軍が開発したことから、ファッション性だけではなく実用性や機能美に優れていることも人気の理由です。
付け外しのできるライナー付きトレンチコートを選べば、気候によって温度調節ができ、より長い期間にわたって使用できます。またウエストベルトを締めるか締めないかによってもシルエットが変化するため、1枚でさまざまな着こなしが楽しめます。定番のベージュのほか、ネイビーやブラックなどは落ち着いた雰囲気が魅力です。
小柄なひとは膝上のショート丈を選ぶとバランス良く着こなせますし、背の高いひとにはロング丈もおすすめします。

 

スーツとコーデ可能なコートの種類2.ステンカラーコート

トレンチコートから派生したステンカラーコートですが、見た目には大きな違いがあります。特徴的なのが前身頃のデザインで、ダブルのトレンチコートに対してステンカラーコートはシングルです。
またボタンが隠れる比翼仕立てなので、ボタンを留めるとすっきりと着こなすことができます。余計な装飾のないシンプルなデザインだけに誰でもコーディネートしやすいアイテムですが、一方で無難な印象になりやすいことも特徴です。ビジネスシーンではそれがメリットになり得ますが、プライベートでは物足りなく感じるひともいるのではないでしょうか。
そんなときにはデニムパンツのようなカジュアルアイテムをコーディネートするとおしゃれに決まります。またスニーカーやリュックなどとも相性が良いので、スーツのときとはまったく違ったスタイルが楽しめます。ステンカラーコートはナイロンやポリエステルのほか、カシミアやウールなどもあるため、季節によって素材を変えるのがおすすめです。

 

スーツとコーデ可能なコートの種類3.チェスターコート

 

チェスターコートはテーラードジャケットの丈を長くしたようなデザインで、上品かつ洗練された印象のコートです。その名の通り、19世紀にチェスターフィールド伯爵が着用したのが始まりといわれています。
古典的な正式スタイルでは上襟がベルベットで比翼仕立てとされていますが、一般的には共布の襟にシングルまたはダブルの打ち抜きボタンが多くなっています。
もともとは男性用のコートとして生まれましたが、女性がマニッシュなスタイリングで着こなしても素敵です。肩幅の合うサイズを選び、コートの中で体が泳がないようにすることがスタイリッシュに着るためのポイントです。

 

スーツとコーデ可能なコートの種類4.ダッフルコート

ダッフルコートは一般的に厚手の起毛生地が使用され、大きめのフードとループにかけて留めるトグルが特徴です。もともとは北欧の漁師たちの仕事着でしたが、第二次世界大戦のイギリス海軍が寒さから身を守るために採用しました。
スクールコートのイメージが強いダッフルコートですが、ジャストサイズを選べば子どもっぽくならず、スーツから大人の休日スタイルまで幅広く着こなせます。
トラディショナルな雰囲気が魅力のダッフルコートは、タータンチェックやウィングチップシューズなどトラッドアイテムとの相性も抜群です。

 

スーツとコーデ可能なコートの種類5.ダウンコート

冬の防寒着として定番のダウンコートは、デザインやサイズ選びが重要です。ダボダボとした大きめのサイズはアウトドアっぽいイメージになりがちですが、シルエットが細身でミディアム丈のものなら通勤でも違和感なく着用できます。
フードを取り外せるデザインならシーンに合わせてアレンジでき、さらに便利です。またレッドやイエローなどビビッドカラーのダウンコートもおしゃれですが、よりアウトドア感が増してしまうため注意しましょう。通勤とプライベートどちらでも着用できるものと考えれば、ネイビーやブラック、グレーなどのベーシックカラーがベストです。ふわふわとしたダウンフェザーは空気を抱え込み、軽くて暖かいことが特徴です。
真冬に1枚持っていると、さまざまなシーンで活躍してくれます。

 

スーツとコーデ可能なコートの種類6.モッズコート

M-51とも呼ばれているモッズコートは、アメリカ軍が極寒地で過ごす際の防寒着として開発されました。オリーブグリーンなどのような、いわゆる「カーキ色」のものが一般的で、
フードにはファーあるいはフェイクファーの付いたものが多いことも特徴です。羽織るだけでおしゃれに見えるデザインでスーツと合わせることも可能ですが、
ほかのコートと比べてカジュアル色が強いことも留意しておきましょう。

 

コートでビジネスファッションを楽しんで!

スーツの上に羽織るだけで印象を変えられるコートは、マンネリ化しがちなスーツスタイルを一気にワンランクアップしてくれます。
いろいろな種類のコートを着まわすことでコーディネートの幅が広がり、ビジネスファッションがもっと楽しくなるはずです。

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