コートの選び方の基本とは

2019/05/31

  • スーツの着こなし・コーデ術

 

秋から冬にかけてのおしゃれを左右するのがコート選びです。中にどんなにこだわりの洋服を着ていても、全体の雰囲気を決めるのは上に羽織っているコートですよね。スマートにコートを着こなすコツは、自身の体型に合ったものを着用することです。コートが似合っていればビジネススタイルもかっこ良く決まります。この記事では、体型別のコートの選び方のポイントについて紹介します。

 

コートの選び方の基本とは

コートの選び方には押さえておきたい3つの基本ポイントがあります。まず、インナーに重ね着可能なサイズ感であることです。インナーと同様にコートもジャストサイズを選ぶのが基本ですが、中にジャケットや厚めのセーターなどを着ることを想定したサイズ選びが必要になります。上から羽織ったときにきつくないか、肩や腕周り、ウエスト周りがもたついていないか、変なシワが寄っていないかをチェックしましょう。ただし、冬場は室内にしっかりと暖房が効いているところも増えていますし、電車の中などは暑いくらいに感じる場合もあるでしょう。野暮ったく見える可能性のあるリブ編みの分厚いセーターなどは避けてあえてインナーは薄めにし、防寒効果の高いジャストサイズのコートで決めるのもひとつの手です。
次に、どのようなコーデともバランス良く着こなせる丈を選ぶことも大事なポイントになります。特に、ボトムスとのバランスは大事であり、一般的には、どんなボトムスとも相性の良いひざ上丈がベストです。コートは値段的にもインナーのように何枚も買って持っておくのは難しいですよね。せっかく新調したコートの出番を多くするためには、できるだけどんなアイテムとも合わせやすい丈を選んでおくのが大事です。最後に、チープに見えない上質な素材感を意識することも大事です。中にどんなに高級な新品を着ていても、上に着ているコートがチープな印象では台無しになってしまいます。特に、ベーシックなデザインのコートの場合は、素材感で見た目に大きく差が付きます。せっかくであれば思い切って上等な1着を購入し、長く大切に着てみてはいかがでしょうか。

 

主なコートの種類について

コートといってもさまざまな種類がありますよね。それぞれの形や違いについてピンとこないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、主なコートの種類について解説します。まず、王道のトレンチコートは、秋、冬、春と幅広いシーズンで大活躍してくれる優れものです。誰にでも似合いやすく、襟とベルト付きなのでビジネスシーンにもぴったりです。定番のベージュだけでなく黒や紺なども持っておくと雰囲気を変えたいときに重宝します。
縦長のタイトシルエットが特徴的なチェスターコートは、マニッシュスタイルの新定番として注目を集めています。着痩せ効果も高く、パンツはもちろんスカートにも合わせやすいコートです。イギリスから生まれたフード付きのダッフルコートは学生を中心に冬場の定番コートのひとつですよね。大人向けに、タイトシルエットのものや丈が短いものなど、イギリスのトラッドからアップデートした商品も増えています。大人ミリタリースタイルには欠かせないモッズコートも、男女を問わず1枚は持っておきたいアイテムですよね。普段着のジーパンにモッズコートをさっと羽織るだけでも様になります。
ノーカラーコートもトレンドコートとしておすすめです。首回りがすっきりして見えるうえ、マフラーなどの巻き物との相性も抜群です。スカートにも良く似合うコートですので、フェミニンなコーディネートには欠かせないアイテムではないでしょうか。厚手のウールが暖かく、アウターとして根強い人気を誇るピーコートも、大人らしいタイトシルエットのものも増えるなどさらに進化しています。襟付きなのできちんとした印象にもなりますよね。最後に、全体的に丸くトレンド感のあるシルエットが特徴的なコクーンコートは、少し着こなすのが難しいデザインですが、個性的でモードな雰囲気を作ってくれます。

 

 

体型で選ぶ際のポイント

体型別のコート選びのポイントですが、ぽっちゃりした体型の人の場合は、相手の目線が自然と上に向くデザインのコートを選ぶと体型カバーになります。たとえば、大きな襟がついているなど首周りにボリュームのあるデザインです。そのうえで、チェスターコートなど縦長のシルエットのコートを選ぶと良いでしょう。さらに、白やパステルカラーなどの膨張色は避け、ジャストサイズのものを選ぶのがポイントです。
細身の体型の人の場合は、ファーコートやボアコートなどのようにボリュームのあるコートを選ぶのがおすすめです。丈の長さや色は問いませんが、ボトムスとのバランスは考慮しましょう。ボトムスには反対に細身のパンツやスカートを持ってくると、全体のバランスが引き締まりすらりとして見えます。華奢な人の場合は、前をすべて閉めてしまうと体の細さが強調され過ぎてしまう場合もあるので、適度に前を開いて着こなすと良いでしょう。

 

身長が低い人のコートの選び方

身長が低い人は、ひざ上丈のコートを選ぶのが基本です。ロング丈やオーバーサイズのコートはトレンドですが、身長が低い人には着こなすのが難しいため選ばないほうが無難です。ひざ上丈はどんなボトムスともバランスがとりやすく、さらに前を開けて着るとさっそうとした印象になります。形は細身でベーシックなものが良く似合います。コートの色選びも重要です。どんなインナーとも合わせやすく、着こなしやすいのはグレーです。定番の黒や紺と比べると重たくならないうえ、大人っぽくこなれた雰囲気も演出できます。
あるいは白のダッフルコートも身長が低い人にはぜひ試してもらいたいアイテムです。コートに白というのは意外に思えるかもしれませんが、実はトレンド感が出て女性らしい印象になるおすすめの色です。たとえば、インナーを黒に統一して縦長ラインをつくると、コートとのメリハリも生まれてすっきりと着こなせます。バッグも黒のショルダーバッグにすることで縦長ラインがさらに強調されます。身長が低い人だからこそ似合うショート丈は足首丈パンツと合わせるのが鉄則です。スカートよりも大人っぽく着こなすことができ、都会的な洗練された印象になります。さらにヒールの靴と合わせることでスタイルアップ効果も狙えます。

 

身長が高い人のコートの選び方

身長が高い人におすすめなのが、ロング丈のトレンチコートです。膝下まであるような長さでも、身長が高い人ならすっきりと着こなすことができます。さらに、ハリのある分厚い素材ではなく、軽くて柔らかい素材を選ぶことで、こなれた雰囲気になります。特に女性の場合は、トレンチコートでもフェミニンな印象にしたい場合は柔らかい素材にすると良いでしょう。
身長が高い人のコート選びでありがちな失敗は、身長が高いためについ大きめのサイズを選んでしまうことです。たとえば、試着したときにLサイズだと袖丈が短かったためにXLサイズを買ったという経験がある人も少なくないのではないでしょうか。最初に述べたように、コートはジャストサイズが基本です。肩周りやウエスト周りがダボっとしたコートを選んでしまうと野暮ったく見えてしまいます。袖丈はお直しで長く調節できるものも多くありますので、全体的なシルエットを優先し、細部についてはお直しで対応するのがおすすめです。

 

自分のスタイルに合ったコートを選ぼう

身長や体型、また着る人の雰囲気によって、似合うコートの種類やデザインは異なります。コートは秋から冬にかけて大活躍するアイテムですので、前もって自分のスタイルにマッチした、好みのコートを見つけおくと良いでしょう。ONLYでは、オーダースーツだけではなくコートも販売しています。自分に似合うコートを探したい場合は、ぜひ最寄りの店舗に来店してみてはいかがでしょうか。

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