ベストを着こなすには?選び方とおすすめコーデを紹介
2018/04/05
- スーツの着こなし・コーデ術
上手に取り入れるとワンランク上のおしゃれを演出できるアイテムがベストです。一般的に、スーツのインナーとして作られているため、薄手のものが多くどんな時期でも着用できるのが魅力です。ベストを取り入れたコーディネートは難しいイメージがありますが、ポイントをおさえると雰囲気がまとまりやすくなります。シンプルなデザインのものが多いので、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンに対応可能です。スーツやジャケットを着用する普段のスタイルの中にも上品さや色っぽさを演出できます。ここでは、ベストのおしゃれな着こなし方について解説します。
ベストの役割って?
ベストはシャツとジャケットの間に着用するアイテムですが、もともとは袖があったといわれています。上着を脱いだときにシャツが見えるのを防ぐためです。ベストが誕生した頃、スーツの下に着るシャツは下着と同様と考えられていました。相手にシャツを見せないように、ベストの着用は身だしなみのマナーとされていたのです。
また、ベストはスーツの下に着るだけでなく、アウターとして扱うコーディネートもできます。ラフな印象が強いシャツなどカジュアルな服装に合わせることも可能です。色や柄の組み合わせによって個性的なコーディネートに仕上げられます。
身に付けると高級感やスタイリッシュな印象を演出でき、ワンランク上のおしゃれができるのがベストの魅力です。秋や冬など寒さを感じる季節に着用すれば温かく、体温調節もできる機能的な面も持っています。
ベスト選びのポイントは?
ビジネスシーンでベストを着用する場合は、スーツのデザインも一緒に考慮するのが重要なポイントになります。ベストはスーツのインナーとして着るケースが多いためです。
一般的に、ビジネスシーンで着るスーツのカラーはブラック・ネイビー・グレーが多いといわれています。そのため、着用に適しているベストのカラーはスーツに合わせやすいネイビーかグレーです。生地が異なっていてもカラーに違和感を抱きにくいので着回しやすくなります。
また、スーツやベストは身体のラインに合ったジャストサイズのものを選びましょう。生地にだぶつきがなく、スタイリッシュな印象を与えられます。しかし、きつすぎるサイズはスタイル全体の印象を損なってしまうので注意が必要です。ベストのサイズはベルトが隠れるくらいがちょうどよいとされています。ベストとパンツの間からシャツがのぞかない程度にぴったりしたサイズを選べば、ジャケットを脱いだときもおしゃれです。
さらに、背面の生地が切り替わっているデザインのベストを選ぶと上品な印象を与えられます。切り替えたデザインのベストはドレッシーで着心地がよいのが特徴です。海外ではベストはアウターと考えられているので、細部までこだわりのあるデザインを選ぶと大人な雰囲気を演出できます。
切り替えがされていない場合は、カジュアルなコーディネートにおすすめです。手軽に着用できてフォーマルな印象が強すぎないので、さっと羽織るときにも適しています。
ベストを取り入れたおしゃれスーツコーデ
ベストを取り入れたコーディネートには、スリーピースのほかにジャケパンやカジュアルスタイルなどの組み合わせがあります。ベストを身に付ける目的やシーンに合わせてカラーやアイテムを工夫するのがおすすめです。
スリーピースは、スーツを着用する際の定番といわれています。内側にベストが見えるのですっきりとして大人っぽく、ダンディーな雰囲気です。スリーピースでは、スーツやシャツ、ネクタイの柄によって印象が大きく変わります。例えば、全体をシックでクラシカルなカラーのアイテムで統一した場合、おしゃれ感の中に貫禄を表現できます。ジャケットのボタンを開けてベストを見せたり、柄が入ったシャツを着たりするのも遊び心があって効果的です。光沢のあるシルク素材や鮮やかなカラーのアイテムを取り入れれば、パーティーシーンにもよく合います。
私服でもアレンジしやすいのがジャケパンとベストの組み合わせです。全体がカジュアルな雰囲気でも、ジャケットの下にベストを着用すれば、ダンディーなイメージをアクセントとして取り入れられます。シルエットにまとまりが出やすいので、上品な印象に仕上げることが可能です。ジャケパンとベストのコーディネートを考える際は、アイテムのどれかを明るいカラーにするのがポイントになります。ベージュのジャケットや白のスラックスなど、アイテムを組み合わせた際、印象が暗くなりすぎないように選ぶのが大切です。柄の入ったジャケットやパンツにした場合は、ラフなイメージに仕上げられます。
カジュアルスタイルとベストのコーディネートは、簡単に上品なイメージになるので普段使いがしやすい組み合わせです。カジュアルな雰囲気を強く出すには、ジャケット・シャツ・パンツなどのアイテムを明るいカラーで揃えます。そのようなときに合うベストのカラーはグレーやブラックです。アクセントカラーとなって目立つので、全体の印象が引き締まります。ハット・タイ・メガネなどの小物もコーディネートに取り入れると、さらにおしゃれです。
ベストでかっこいい大人の男をアピール
スーツの下にインナーとして着る場合が多く、高級でスタイリッシュな印象を与えられるのがベストです。インナーとしての着用だけでなく、手軽に羽織れるアウターとしても活躍する非常に使い勝手のよいアイテムになります。ジャケット・シャツ・パンツなど、ほかのアイテムの組み合わせ次第でさまざまなコーディネートを楽しむことが可能です。例えば、スーツを着用したスリーピースであれば高級感を演出でき、ジャケパンやカジュアルスタイルにベストを合わせた場合は、簡単に上品なイメージを与えられます。
せっかくベストを着用しても、身体のラインに合っていなければルーズな雰囲気になってしまう可能性が高いです。コーディネートをスタイリッシュに見せるためにも、自分にぴったりのサイズを選びましょう。
ベストを取り入れたコーディネートを考える際は、着用する目的やテーマに沿って選ぶのが大切です。カラーや素材、柄の違いはコーディネートの雰囲気を大きく左右します。どんな仕上がりになるか考えながらアイテムを組み合わせて、ベストをかっこよく着こなしましょう。