コートの色は何を選ぶ?迷ったときのコート選びのヒント
2019/02/12
- スーツの着こなし・コーデ術
秋から冬にかけての男性ファッションでは、コートが大活躍します。シチュエーションに合わせてぴったりのコートを選ぶと大人の魅力が際立ちます。フォーマルスタイル、カジュアルスタイルといったシーンを意識しながら、コーディネートを考えましょう。そして往々にして、コートを選ぶ際にはデザインを重視しがちです。しかし、デザインと同じくらい「色」もコートのスタイルではキーポイントとなります。デザインが同じでもコートの色で、雰囲気はがらりと変わるでしょう。この記事では、コートの色を決められないとき、どんな基準で選べばいいのかを解説していきます。
コートの選び方の基本とは?
自分に似合うコートを選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。まずは、「サイズとシルエット」です。丈感が長すぎても短すぎても体型に合わないので、自分にぴったりなサイズを知っておく必要があります。また、コートのシルエットがどれだけきれいに整っているかは、シーンに合わせる基準にもなります。基本的には、フォーマルなシーンほど崩れにくいシルエットのコートを選ぶのがたしなみです。次に、「素材」にも注目しましょう。コートの素材には、ウールやカシミア、ギャバジンなどが挙げられます。たとえば、光沢のあるウールはドレス感を演出できる素材です。一方、ごわごわした感触の存在ほどカジュアルなムードは強くなります。また、「仕様」にも注目しましょう。ボタンの並びがシングルかダブルかは、わかりやすいポイントです。フロントが2重になっている比翼仕立ても、無駄のない見た目で人気です。そして、「色・柄」はコート選びの中で、コーディネートのテーマを左右する要素といえるでしょう。
シチュエーションを考えて選ぶ
コートが必要になるシチュエーションを考えると、ぴったりのアイテムを組み合わせやすくなります。たとえば、フォーマルなシーンで着るコートでは、真面目な清潔感が大切です。フィット感を重視しながら、長い丈のものを着るようにしましょう。それに対して、カジュアルなシーンでは必ずしもきっちりフィットしていないコートでも歓迎されます。シルエットがルーズに見えるようなコートでも、大きな問題にはなりません。また、丈感が短いコートを着てみるのもいいでしょう。なお、カジュアルなコートは、服装に合っていれば好みで色を選んでかまいません。しかし、フォーマルなシーンでは往々にしてスーツスタイルとコートを重ねるため、色の組み合わせに注意しましょう。黒、グレー、紺といった暗い色のコートはスーツスタイルにも映えますし、ビジネスやセレモニーで浮くことがありません。
中にどんな服を着るかで選ぶ
コートの中に着ている服との相性も、コーディネートでは印象を左右します。シーンによって、どのアイテムとコートの色を合わせるかを意識してみましょう。たとえば、カジュアルシーンでラフなコーディネートをするなら、コートは小物類に合わせます。ハットや靴などから、どれか1つとコートの色が同じだと全体的に散らかった印象になることを避けられるでしょう。また、カジュアルでもシックな印象にしたいときは、全体的に色を統一します。まったく同じ色にするのではなく、「黒と同系色」といったテーマでアイテムごとに似た色を使いましょう。フォーマルシーンやビジネスシーンにおいては、コートの色はスーツに合わせるのが基本です。スーツが黒ならコートも黒、グレーならグレーにしておけば、無難なコーディネートにまとまるでしょう。フォーマルな場では、落ち着いた人間だと思われることが優先事項です。そのため、コートの着こなし方も冒険はせず、統一感を出すように心がけます。
迷ったときに押さえておきたい色
寒い季節では毎日のようにコートを着るため、コーディネートがワンパターンになりがちです。変化をつけたくても、どんな色で合わせるべきなのか迷う人は多いでしょう。そんなとき、あまり使わないほうが安全な色として「パステルカラー」「ビビッドカラー」が挙げられます。春先に着るコートであれば鮮やかな色も受け入れられやすいものの、秋冬ではどんなシーンでも浮いてしまう傾向にあります。しかも、女性ならともかく男性には似合いにくい色だといえるでしょう。ビジネスシーンとの相性はさらに悪いため、明るい色は避けるようにします。コーディネートが決まらないときは、黒、紺、グレー、ベージュの中から選ぶのが賢明です。いずれもさまざまなシーン、コーディネートで用いられている色なので気軽に使えます。カジュアルファッションでも、スーツスタイルでも問題なく映えるでしょう。特に、秋冬なら黒、紺といった暗い色の魅力が際立ちます。春になればやや明るいベージュを取り入れてみましょう。
合わせやすい色のコートでオシャレに!
さまざまなシーンを想定して、コートは複数用意しておきたいところです。コーディネートに合わせてコートも使い分ければ、大人のファッションはオシャレになります。確かな実績と技術のあるONLYは、細かい注文にも対応できるので自信を持っておすすめします。