ベルトの締め方マニュアル!複雑な種類別に紹介!

2018/08/29

  • スーツTips(豆知識)

 

ベルトは服や靴に比べると、それほど重要ではないアイテムのように感じる人も多いと思います。しかし、実際のところは、ファッションの印象をがらりと変えられるアイテムがベルトなのです。その日の服装やシチュエーションによってベルトを選べるようになると、それだけファッションの幅が広がります。とはいうものの、ベルトには素材や形状によってさまざまな種類があり、それぞれ締め方が異なります。新しいベルトを購入したものの、締め方がわからなくて困った経験はありませんか。そこで今回は、ベルトの締め方について種類別に紹介していきます。

 

リングベルトの締め方

リングベルトとは、バックルの部分が2つの金属製のリングになっているベルトです。テープベルトやダブルリングベルトと呼ばれることもあります。タイトな服装をした場合にはどうしてもベルトの部分がふくらんでしまうものですが、リングベルトであればそうしたふくらみを抑えることができるので、すっきりした印象を与えられます。また、穴と金具でベルトを固定するわけではないので、比較的自由にサイズ調節できるというのも大きなメリットです。リングベルトを初めて身につけるという人のなかには、どうやって締めればいいかわからないという人も多いものです。そのため、しっかりと締め方を覚えておくことが先決です。リングベルトの締め方は、まず通常のベルトと同じように、パンツなどのベルトループにベルトを通します。つぎに、ベルトの先端を2本のリングに下から通しましょう。先端を通したら、今度は2本のリングの間に、外側からベルトの先端を通します。そうして好みの位置までベルトの先端を引っ張り、ベルトループに通しましょう。そのうえで、自分のウエストのサイズに合わせて調整します。ベルトを緩めるときは、1つ目のリングを立てて引っ張ると、ベルトが緩みます。

 

ガチャベルトの締め方

 

ガチャベルトは、正式名称をGI(ジーアイ)ベルトといいます。元々はアメリカ陸軍(GI)が発祥のベルトで、その使い勝手のよさからカジュアルなファッションで多く利用されるようになりました。1990年代にガチャベルトを垂らしてアクセントにするといったファッションが流行したことから、スタンダードなファッションアイテムとなりました。ガチャベルトのメリットは、元々軍用に開発されたもののため、とにかく実用性が高いことです。ベルトを締めたり緩めたりといったサイズ調整がとても楽にできるので、少し食べ過ぎてベルトを緩めたいときなどに便利です。また、通常のベルトよりもリーズナブルなものが多いということも嬉しいポイントです。ガチャベルトの締め方は、まずパンツなどのベルトループにガチャベルトを通します。そうしてベルトが一周したら、バックルにベルトを通しましょう。バックルの部分に止め具がついているので、好みの位置で止め具を固定します。最後に先端を巻くようにしてベルトの後ろ側に上から通します。先端部分はそのまま垂らしておくとお洒落です。緩めるときは、ベルトを引っ張りながら止め具を逆方向に押しましょう。

 

チェーンベルトの締め方

チェーンベルトは、ベルトのバンド部分が布や革ではなく、金属のチェーンになっているベルトです。通常、ベルトの使用目的は衣服のズレを防いだり、パンツなどのボトムスが下がってしまわないように食い止めたりするためのものです。しかし、チェーンベルトは通常のベルトとは異なり、アクセサリー感覚で身につけるのが主流となっています。とりわけ、女性のドレスアップ用アイテムとして人気があります。そのため、締め方もほかのベルトのようにしっかり締めるのではなく、少し緩めに締めます。チェーンベルトの締め方は、端にある留め金をチェーンに引っかけるだけなのでそれほど難しくはありません。ただし、チェーンベルトの場合はボトムスのベルトループに通さず、ワンピースの上などにそのまま装着するほうがおしゃれです。その際、ウエストよりやや下の位置につけるのがポイントです。また、留め金部分はセンターではなく、少し右か左に寄せたほうがスタイリッシュに見えます。シンプルなワンピースやドレスでも、チェーンベルトをするとワンランクアップしたコーディネートが可能になります。ちょっとゴージャスなファッションを楽しみたいときなどにおすすめします。

 

巻き方は男女で異なることに注意!

ベルトは男性の場合と女性の場合で巻き方が異なるので注意が必要です。基本的には、男性は右巻き(ベルトの先端が左にくる)、女性は左巻き(ベルトの先端が右にくる)でベルトを締めます。これは、男性と女性で洋服の前身ごろが異なるからです。前身ごろで左が上になる男性は、ベルトもそれに合わせて右巻きになります。右巻きでベルトを締めれば、バックル部分でバンドが左上に重なるためです。一方、女性の場合は洋服の前身ごろで右が上になるため、ベルトもバンドが右上に重なる左巻きにするというわけです。
また、男性の場合はジーンズやスラックスなどのボトムスを固定するためにベルトを使用することが多いですが、女性の場合はワンピースやチュニックなどのウエストマークとしてベルトを締めことが多くなります。そのほか、女性の場合はコートなどのアウターでは後ろで結んでウエスト調整することも多くあります。男性と女性の場合ではベルトの役割そのものが異なるケースもあるということを覚えておきましょう。

 

おしゃれなベルトの締め方を覚えておこう!

ベルトは実用的なアイテムとしてだけでなく、ファッションに欠かせないアイテムのひとつともなっています。そのため、布や革だけでなくさまざまな素材のものがありますし、バックル部分の種類も豊富です。とりわけ、女性用のベルトはファッションにちょっとしたアクセントを加えてくれるアイテムですから、男性用よりも多くの種類があります。ファッションのなかでベルトが占める割合は比較的小さなものですが、ベルトの締め方によって相手に与える印象は大きく変わってしまいます。女性の場合は見た目の印象にもよく配慮しましょう。男性の場合でも、間違った締め方をしていると途中で緩んでしまったり、締めたベルトを緩ませることができなくなったりしてしまいます。そのような事態を避けるためにも、洋服を着こなす際はそれぞれのベルトを正しく着用するよう心がけましょう。

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