フォーマルやカジュアルで大活躍!ポケットチーフの折り方いろいろ

2020/07/21

  • スーツの着こなし・コーデ術

 

日本では、普段の生活の中でポケットチーフを使う習慣があまりありません。しかし、結婚式などのフォーマルなシーンでは、服装のマナーとしてポケットチーフを挿す機会があります。
あらかじめポケットチーフの折り方を学んでおくと、いざというときに困りません。また、ポケットチーフはスーツやジャケットを着る機会の多いビジネスマンのファッションアイテムとして取り入れることもできます。
組み合わせ方や折り方によって、さまざまな雰囲気の変化を楽しめたり、個性を表現できたりするのです。ポケットチーフの折り方には、どんなものがあるのでしょうか。

 

TPOで変わる!ポケットチーフは何色を選ぶべき?

ポケットチーフには、さまざまな色や柄があります。適切な色を選ぶには、スーツの色やシーンに合わせて選ぶことがポイントです。結婚式などのフォーマルなシーンのときは、白い無地のポケットチーフを選ぶのが基本となります。
柄が入っていたり、他の色が使われたりしているポケットチーフは避けるのがマナーです。しかし、結婚式の二次会や卒業式に出席する際や、ビジネスシーンの場合には、好みの色を選ぶことができます。ビジネスシーンでは、ワイシャツやネクタイと同系色のポケットチーフを選ぶと全体的にも統一感が出ておすすめです。
相手に与える印象を考えて、清潔感のある色を選ぶのがよいでしょう。パーティーなどのカジュアルなシーンでは、柄や色のマナーを気にせず自由に選ぶことが可能です。柄物や派手な色のポケットチーフを合わせて遊び心を取り入れてみましょう。スーツやシャツとは同系色ではない色を選ぶとポケットチーフが目立ってアクセントになり、こなれた雰囲気が出せます。

 

ポケットチーフは素材にもこだわるべし

 

ポケットチーフは、色だけではなく、使用されている素材によっても印象が変わります。素材を選ぶ場合も、ポケットチーフを使用するシーンや雰囲気を考えて選ぶとよいでしょう。ポケットチーフに使用されている主な素材としては、麻・シルク・綿が挙げられます。フォーマルなシーンにおすすめなのが麻素材のポケットチーフです。
パリッとした印象を出しやすいため、正装によく合います。ブラックタイの着用がドレスコードとされている場合は、白い麻のポケットチーフを挿すことがマナーであるため、服装をよく確認しておきしましょう。シルクが素材に使われているポケットチーフには、独特のツヤと光沢感があります。滑らかで肌ざわりが良いため、柔らかく華やかな雰囲気を演出するときにおすすめです。光沢感がアクセントとなり、ゴージャスな印象を与えることができます。
綿素材のポケットチーフは、カジュアルな雰囲気を出したいときに使いやすいアイテムです。華やかすぎず、フォーマルすぎない印象を与えることが理由になります。カジュアルなジャケットに合わせるとよいでしょう。

 

どんなシーンでもOK… TVホールドの折り方

色や素材だけではなく、ポケットに挿すときの折り方によっても印象が変わるのがポケットチーフです。ポケットチーフをさまざまな形に折って挿すことで、さらにおしゃれを楽しむことができます。
ポケットチーフ初心者におすすめの折り方がTVホールドという折り方です。テレビのニュースキャスターがよく使用していたことから名前が付けられました。すっきりとした印象で、どんなシーンのときでも幅広く使うことが可能です。
まず、ポケットチーフを平らに広げ、上から下へ長方形になるように折りたたみます。次に、さらに半分に折りたたんで正方形になるようにしましょう。そして、3分の1の幅を目安にし、両端を中心へ折りたたみます。ポケットの幅に合うように調整を行いながらたたみましょう。
最後に、下辺をポケットの深さに合うように上へ折りたたんで完成です。TVホールドでは、ポケットから1~2cmほどポケットチーフが見えるようにするとよいでしょう。ポケットチーフが見える部分が四角いため、きっちりした印象を与えます。

 

やわらかい印象を演出… パフの折り方

柔らかい印象を演出したいときには、パフという折り方がおすすめです。パフドスタイルとも呼ばれます。ふわっとした挿し方のため、いろいろアレンジが楽しめる折り方です。
まず、片手にポケットチーフを広げ、中央部分を逆の手でそっと摘まみ上げます。次に、摘まんだ部分と手はそのままにして、上から3分の2ほどの部分を軽く握りましょう。そして、ポケットチーフは握ったまま、下部分を上に折りたたみます。最後に、ポケットチーフ上部のふくらみを壊さないように気をつけながらポケットに挿すと完成です。
折り方はシンプルですが、折りたたむときの長さや角度をアレンジすることで、大きく印象を変えることができます。例えば、下部分を上に折り返すときに、長めに折り返すことでポケットチーフの端を覗かせ、花が咲いたように見せるアレンジが可能です。また、ポケットに挿すときに逆向きに挿してこなれ感を出す方法もあります。ポケットチーフを使っていろいろなアレンジに挑戦してみるとよいでしょう。

 

カジュアルなパーティーに… クラッシュの折り方

カジュアルな折り方には、クラッシュという方法があります。クラッシュドスタイルやクラッシュスタイルとも呼ばれ、ポケットチーフの四隅がポケットから広がっているため、華やかな印象を与える折り方です。パーティーなどのカジュアルなシーンにおすすめの折り方になります。まず、ポケットチーフを広げ、中央を摘まんで持ち上げましょう。

次に、逆の手でポケットチーフを絞るように摘まんだ側からまとめ、真ん中で2つに折りたたみます。最後に、ポケットチーフの四隅がバランよく配置されるように整え、ポケットに挿して完成です。ポケットチーフの四隅の間隔は、きっちりと均等に揃えるよりも、無造作な雰囲気で揃えない方がおしゃれに見えます。
しかし、ポケットから覗く部分のバランスが取りにくいため、初心者には難しい折り方です。ハンガーにスーツやジャケットを吊るして、バランスを調整しながら折ると感覚が掴みやすくなります。

 

華やかでエレガント… スリーピークスの折り方

きっちりした印象の上に華やかさも持つ折り方が、スリーピークスです。フォーマルなシーンで使用されることが多いのですが、主賓で上位席に着くときなどに適しています。クラッシュよりもエレガントな印象を与えるため、礼装を着用する際におすすめの折り方です。まず、ポケットチーフを広げたら三角になるように半分に折り、さらに半分の三角に折りたたみます。
次に、もう一度三角になるように半分に折りたたみ、頂点の角が等間隔にずれるよう調整しましょう。そして、ポケットチーフの下側をポケットの深さに合わせて上に折りたたみます。この時、ポケットチーフの角がポケットから2~3.5cmほど覗くようにするとベストです。
最後に、ポケットの幅に合うよう右側の部分をたたんで裏返して挿せば、完成になります。折るときに向きを間違えてしまうと、ポケットチーフの角が内側に来るので注意が必要です。

 

ビジネスマンのおしゃれにぜひポケットチーフを

ポケットチーフは、スーツやジャケットを着ることが多いビジネスマンのおしゃれにピッタリのアイテムです。さまざまな素材の中から選んだり、スーツやジャケットの色と組み合わせたりすることができるため、印象の変化を楽しめます。
また、ポケットチーフは折り方によっても大きく印象が変わるアイテムです。ポケットチーフのおしゃれを楽しむ上で最も大切なことは、どんな折り方のときでもさりげなく挿すことです。
ぜひポケットチーフの折り方を覚えて大人のおしゃれを楽しみましょう。

 

 

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