ポケットチーフはどんなものにすべき?色選びのポイントは?

2018/08/29

  • スーツの着こなし・コーデ術

 

ポケットチーフは、ワンランクうえのおしゃれを楽しむためには欠かせないアイテムです。また、フォーマルシーンには必須のアイテムでもあります。スーツの胸元に挿すだけでも存在感があり、ビジネススーツの印象も大きく変わります。フォーマルなシーンにも活躍するポケットチーフにはさまざまな色があり、シーンに合わせて色選びを楽しむこともできます。また、ポケットチーフは素材や色が同じであっても、折り方次第で印象が変わるものです。そこで、ポケットチーフの色選びや素材選びのポイント、使用する際のマナーや折り方について紹介します。

 

ポケットチーフの色選びの基本

ポケットチーフは、カラーバリエーションが豊富であり、シーンや好みに合わせて選べる点が魅力のひとつです。基本的には、ホワイトあるいはネクタイと同じ色を選びます。また、シャツの色に合うポケットチーフを選ぶという方法も有効です。そこで、ポケットチーフが映える組み合わせを見ていきましょう。まず、チェックのホワイトシャツに、無地のホワイトポケットチーフの組み合わせです。定番の組み合わせですが、シンプルで清潔感のある印象を与えます。スーツやシャツをブルーなどで統一する場合も、無地でホワイトのポケットチーフは際立つ組み合わせです。ブルーのスーツやシャツに、チェックの入ったブルーのポケットチーフを合わせると、非常に爽やかな印象を与えます。ブルーの場合はポケットチーフを無地にせず、チェックなどの柄が入っていることがポイントです。スーツ・シャツ・ポケットチーフのすべてに色が入っている場合、無地でそろえてしまうとポケットチーフが目立ちません。シンプルな柄が入っていると、ポケットチーフの存在感を際立たせる効果があります。無地で統一するのであれば、色の濃さを変えてメリハリをつける方法が最適です。たとえば、無地のブルーで統一する場合、スーツを淡いブルー、ポケットチーフは濃いブルーを選びます。際立たせたい部分の色を濃くすることで、見る人の視線をコントロールできるのです。ポケットチーフの色をシャツに合わせると、ホワイトやブルーが多くなります。おしゃれなアレンジを楽しみたい場合には、ネクタイの色に合わせるという方法もあります。ネクタイの色に合わせる場合には、ネクタイに含まれる一色とポケットチーフの色を合わせることがポイントです。ネクタイはさまざまな色があるため、ポケットチーフの色にもアレンジを加えると楽しめます。
ネクタイに合わせる場合には、ネクタイとポケットチーフの両方に柄を入れるという方法でも不自然になりません。一色だけ合わせておけば、まとまりのあるコーディネートに仕上がります。さらに、ポケットチーフを差し色として利用する方法もあります。差し色コーディネートといわれる方法で、スーツ・シャツ・ネクタイの色を統一し、ポケットチーフだけに異なる色を入れるというコーディネートになります。ポケットチーフの存在感が際立つため、デザインや素材、折り方にもこだわる必要があります。そのため、おしゃれ上級者に最適な色の選び方です。ほかにも、ポケットチーフを中心としたコーディネートに仕上げたくない場合や、スーツを際立たせたい場合には、グレーのポケットチーフを選ぶという方法もあります。落ち着いた雰囲気のコーディネートに仕上がるため、大人の男性にふさわしい組み合わせとなります。

 

フォーマルシーンでは何色がいい?

結婚式やパーティーに招待された場合など、フォーマルシーンではホワイトのポケットチーフを使用するのが基本です。気の知れた友人や知人の結婚式、小規模なパーティーであれば、シルバーも許容範囲です。しかし、フォーマルなシーンでは、色物のポケットチーフを避けるのがマナーとされています。基本的には、ホワイトを基調としたポケットチーフを選択してみましょう。

 

色だけじゃない!素材選びも重要!

ポケットチーフの印象は、色だけでなく素材によっても大きく変わります。フォーマルシーンのホワイトも、素材によって異なる印象を与えることが可能です。ファッションアイテムとして使用されるポケットチーフは、ボリュームを抑えて華やかに見せることが重要です。ポケットチーフの素材は、麻の「リネン」、絹の「シルク」、綿の「コットン」の3種類に分かれます。リネン素材は、ポケットチーフの素材としてもっともフォーマル向きの素材です。型崩れしにくい張りのある素材であり、美しい形を保ちます。しかし、適度な光沢と爽やかな印象を与える素材でもあるため、夜のシーンには適さないのも特徴のひとつです。朝から夕方までの結婚式には最適な選択肢です。反対に、夜のシーンに適している素材はシルクとなります。シルク素材は光沢と華やかな印象が強く、フォーマルシーンにもビジネスシーンにも適した素材です。ナチュラルな印象を与えるコットン素材は、プライベート・ビジネスの両方に適しています。柔らかい印象を与える素材であり、カジュアルなファッションのワンポイントとしても重宝します。

 

マナーを守った折り方のポイントは?

ポケットチーフは、色や素材を選ぶことも重要ですが、マナーを考えるうえでは折り方も大切なポイントとなります。ポケットチーフの折り方は、スリーピークスとスクエアの2種類が一般的です。スリーピークスは、華やかな正装スタイルとして定着しているため結婚式などフォーマルなシーンでよく見かけます。ポケットチーフが三角形になるように3回折って、3つの角を均等にずらしてポケットからのぞかせる折り方です。ビジネスシーンでは、カジュアルでスタンダードな折り方としてポケットチーフを四角く折るスクエアが主流です。ポケットチーフにはさまざまな折り方がありますが、最初はフォーマルシーンで使用するスリーピークスを覚えておくことをおすすめします。ポケットチーフの扱いに慣れてきた時点で、ツインピークスやクラッシュ、トライアングラーなどにも挑戦すればアレンジの幅が広がります。使用するシーンに合わせて折り方を変えるようになると、ポケットチーフを使用する楽しみも増えるのではないでしょうか。

 

 

与える印象を意識した色選び・素材選びが大切!

ビジネススーツやカジュアルスーツにポケットチーフを挿すだけで、印象は大きく変わります。素材や折り方にはマナーもあるため、シーンに適したポケットチーフの素材選びや折り方が大切です。どのような印象を周りに与えるのかを意識しながら、ポケットチーフの色や素材を選ぶようにしましょう。

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