結婚式の定番アイテム!チーフの選び方とマナー講座

2018/04/05

  • スーツの着こなし・コーデ術

 

結婚式はお祝いの場であり、身だしなみに最大限の気を配るべきフォーマルな場でもあります。男性のフォーマルウェアといえばスーツであり、フォーマルスーツといえばポケットチーフというのは、もはや社会人として欠かせない常識ではないでしょうか。しかし、結婚式に参列するのであれば、それ相応のポケットチーフを選ばなければいけません。結婚式に合わせたポケットチーフの素材、色の選び方を知っておくことも、やはり大人の男性としては身に着けておきたいマナーのひとつといえます。ここでは、ポケットチーフのおしゃれな折り方と一緒に、マナーとしてのポケットチーフ選びについてご紹介しましょう。

 

ポケットチーフの素材選び

スーツスタイルにおけるポケットチーフは、フォーマルウェアとしてのマナーといえます。そして、結婚式というハレの場に華を添えたいのなら、どんな素材のポケットチーフでも良いわけではありません。ポケットチーフの素材は、綿、麻(リネン)、絹(シルク)などがあり、一般的に主流なのがリネンもしくはシルクです。しかし、リネンよりもシルクの方が光沢があり、胸元を華やかに彩ってくれるため、結婚式用のポケットチーフの素材としては選ばれやすいといえます。シルクは、どんなシーンにおいても対応できる華やかさを求めている人におすすめです。また、シルクのポケットチーフは身に着ける人の年代を選ばず、危なげないおしゃれを演出してくれます。ですので、結婚式のポケットチーフ選びに迷ったときには、まずは素材に着目し、上品なシルクのポケットチーフを候補のひとつとして考慮してみましょう。ただし、明るいテラスや昼日中の時間帯でのガーデンウエディングなどでは、リネン素材の軽やかさや爽やかさが引き立つ場合もあります。

 

結婚式に向いたポケットチーフの色は?

結婚式のポケットチーフ選びにおいて、素材と同様に気を配りたいのが、ポケットチーフの「色」です。結婚式のスーツスタイルには、それにふさわしい色のマナーをしっかりと踏まえたうえでポケットチーフを選ぶ必要があります。結婚式のポケットチーフといえば「白色」でしょう。白に近いシルバーでもかまいません。特に、目上の人の結婚式などでは、保守的かつベーシックな白色のシルク素材のポケットチーフが役に立ちます。ただし、白地といっても柄物のポケットチーフは避けるのが無難です。大切なのは、おめでたい場で悪目立ちをせずに、溶け込むようなきらびやかさを意識することです。白色のポケットチーフ以外で考えるのならば、ネクタイの色に合わせるという選び方もあります。しかし、ネクタイのカラーによっては、結婚式にそぐわないコーディネートとなってしまうおそれがあるので、できるだけシックな色のネクタイに合わせましょう。

 

 

 

ポケットチーフの折り方は?

結婚式では、「スリーピークス」というチーフの折り方が主流です。しかし、チーフの折り方はバリエーションが豊富なため、いくつか知っておくことで、スーツや全体の雰囲気に合わせた、小粋なおしゃれを演出することができます。
たとえば、「スクエアフォールド」という折り方。スクエアフォールドは、まずチーフを縦に半分に折ります。それをさらに横折にして、ほぼ正方形に近いような形を作ってください。次に、スーツのポケットの幅に合わせて、縦に三つ折りにします。A4文書を封筒にいれるときの三つ折りを意識してきっちり折りましょう。さらに、ポケットの深さ(高さ)に合わせて、ポケットの上辺からチーフが1センチほどのぞく高さになるように、チーフの下を折ります。折り目が表にこないようにポケットに入れ込めば、完成です。
カジュアル感が強めの「パフドスタイル」は、まずチーフの真ん中から少しわきにずれた位置をつまんで片手で持ちます。このときの形は、てるてる坊主の首から下のひらひらしたケープのようなイメージです。もう一方の手で、ケープの下の部分をぎゅっと握ります。このまま、真ん中で二つ折りにし、ふくらんでいる部分(折り目の部分)がポケットからのぞくように入れ込めば完成です。しわが目立たない、ふんわりした部分がポケットから見えるように、丁寧に調整しましょう。
クラッシュドスタイルは、簡単なのに華やかに見える折り方なので、ぜひマスターしてみてください。まずは、パフドスタイルと同様に、真ん中から少しずらした位置を片手でつまみ上げます。そして、同じくひらひらした下の部分を、もう片方の手で絞るようにつかみ、これまたパフドスタイルと同様に二つ折りにしましょう。パフドスタイルと異なるのはここからで、クラッシュ度スタイルの場合は、ふくらんだ丸みのあるほうではなく、ギザギザした縁の部分がポケットから除くように入れます。パフドスタイルと同様に、華やかさを保ちつつもカジュアル要素が強い折り方です。
トライアングルという折り方は、その名の通りチーフを折った一角がスーツの上部から三角形としてチラ見えするというスタイリッシュな折り方です。まずはチーフを広げて、縦に半分に折りましょう。そして、横に半分に折り、真正面からみてひし形になるように置きます。次に、ひし形の左右の角を真ん中に向けて折りましょう。左右を折った後の横幅がポケットの幅くらいになるように意識してください。さらに、ひし形の下の部分も同じように真ん中に向かって折ります。ひし形の上の角(折っていない角)がちょうど三角形としてポケット上部からのぞくように入れ込めば、完成です。
スリーピークスという折り方は、まず広げたチーフを正面からひしがたに見えるように置き、右の角が左の角に重なるように二つ折りをして、三角形を作ります。さらに、できた三角形の下の角を上の角に向けて重なるように折るのですが、このとき、2つの角をぴったり重ねてはいけません。少しずらして、同じような角が2つ横並びになる形をつくります。そして、さらに下の角を上に向かって折り、3つの角が横並びになるようにずらします。そのまま、3つの角がポケットからのぞくように入れ込んで、スリーピークスの完成です。

 

チーフ次第でおしゃれ感がアップ!

ひとくちに「ポケットチーフ」といっても、その選び方はさまざまです。結婚式は基本的にフォーマルな場ですから、みっともなく見えない程度にベーシックな折り方ができれば十分、という考え方でももちろん間違いではありません。しかし、結婚式は新郎新婦の新しい門出を祝う華やかな場でもあります。たとえポケットチーフの素材や色、折り方といったささやかなポイントであっても、華やかさと清潔さと調和に気を配ることができるます。胸元を、TPOに合わせたポケットチーフでおしゃれに演出し、お祝いの気持ちを盛り上げましょう。

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