大人の常識!結婚式のシャツのマナーと選び方
2018/11/13
- スーツのシーン別マナー
結婚式に出席するとき、スーツを着用する男性は多く見られます。そしてスーツを着用するときに欠かせないアイテムのひとつが、ワイシャツです。ワイシャツにはさまざまな形や色、デザインがあるため、よりお洒落なものを選びたくなるでしょう。しかし、結婚式というマナーが重視される場においては、どんなワイシャツを着ても良いわけではありません。選び方にはいくつかのポイントがあるため、知っておかないと失礼な服装で結婚式に参列してしまう可能性があります。そこで、結婚式に気持ちよく、自信を持って参列できるよう、シャツに関するマナーと選び方について紹介します。
結婚式でよく着用されるワイシャツとは?
結婚式にふさわしいワイシャツ選びのポイントは、主に襟、色、布地にあります。まずは襟ですが、長さや左右の襟のあいだの角度などによってさまざまな種類に分かれています。なかでも、結婚式に適している襟は「レギュラーカラー」と呼ばれるものです。レギュラーカラーとは「襟羽」と呼ばれる、のど元から襟の一番端にあるとがった部分までの長さが65mm~75mmほどで、襟のあいだの角度が75度~90度ほどになるもののことです。メーカーや流行などによって多少の違いはありますが、デパートやスーツ専門店などで最もよく見かける種類のため購入しやすいでしょう。場合によっては「ワイドカラー」や「ウィングカラー」の着用も可能です。ワイドカラーとは、襟のあいだの角度が100度~140度ほどと広いタイプのものです。ネクタイの結び目を協調することができるため、華やかに見せたい場合に着用すると良いでしょう。もうひとつのウィングカラーとは、襟先のみが折り曲がっており、首の後ろの部分はまっすぐ立っている襟のことです。蝶ネクタイと相性が良いため、タキシードを着用するときにおすすめです。
ワイシャツの色は、白か薄いサックスブルーが基本です。カジュアルな結婚式であれば、パステルカラーなどの淡い色を着用する人も少なくありません。ネクタイやスーツの色に合わせて、グリーンやピンク、オレンジなど好きな色を選ぶと良いでしょう。最後に、布地については無地か「織り柄」を選ぶことがマナーです。織り柄とは、布地を織るときにワイシャツに柄をつけたもののことです。さりげなく浮かび上がる模様によって、よりお洒落な印象を与えることができます。
避けたほうが無難なワイシャツは?
結婚式に適していないワイシャツも覚えておきましょう。まずは、色に注意が必要です。黒や派手な色、華美なデザインのものは避けましょう。黒を避けたほうが良い理由は、暗く重たい印象を与える原因となるからです。結婚式に着ていくスーツは、黒や紺など落ち着いたカラーがほとんどです。そのような色のスーツに黒いシャツを合わせてしまうと全身がほぼ黒い状態となり、場合によっては周囲の人にお葬式を連想させかねません。結婚式はおめでたい席のため、暗い印象のコーディネートは避け、さわやかな印象になるように心がけましょう。また、派手な色やデザインは、新郎新婦より目立つ原因となります。結婚式の主役はあくまで新郎新婦であり、招待客ではありません。結婚式の服装は、そっと華を添えるような気持ちで選ぶことが大切です。ボタンダウンも避けたほうが良いデザインです。ボタンダウンはビジネスシーンなどさまざまな場面で着用されているワイシャツですが、あくまでカジュアルなシーン向けです。二次会やレストランウェディングなどにはおすすめですが、格式が高い結婚式では着用しないよう注意しましょう。最も避けたいワイシャツは、清潔感の無いワイシャツと言っても過言ではないでしょう。ワイシャツの汚れはなかなか気づきにくいものです。知らないうちに食べ物やインクによるシミがついていることがあります。また、襟元や袖などが黒ずんだり黄ばんだりしがちです。アイロンがかかっていないシワくちゃなワイシャツも、だらしのないイメージを与えてしまいます。汚れやシワのないワイシャツを着用し、気持ちよく式に参列しましょう。
スーツや小物もマナーを守って身に着けよう!
ワイシャツを上手に選べても、スーツや小物の選び方、着用方法を間違えるとマナー違反になってしまいます。スーツや小物のマナーもしっかり確認しておきましょう。まず、スーツはブラックスーツが基本です。派手な色のスーツやビジネススーツ、新郎と同じ白いスーツなどを着用しないようにしましょう。小物には、ネクタイや靴下などがあります。フォーマルなシーンで主に着用されるネクタイは、白や薄いシルバーなど明るくて淡い色のものです。カジュアルな結婚式や若い世代であれば、さわやかなイメージのあるパステルカラーのネクタイを着用するのも良いでしょう。一方で、黒やアニマル柄のネクタイは、結婚式にはふさわしくありません。黒はお葬式をイメージさせますし、アニマル柄は悪目立ちする可能性があるため避けましょう。靴下も、アニマル柄など派手なデザインや色を選ぶのはおすすめできません。また、白は小さな子供がフォーマルで着用する色です。成人の男性の場合は、スーツに合わせて黒などの落ち着いた色の靴下を選びましょう。長さも大切で、くるぶし丈などの短い靴下はカジュアルなイメージになってしまいます。ふくらはぎまでのミドル丈やひざ下までのロング丈のものを着用しましょう。
靴は、つま先にデザインが施されていないシンプルな「プレーントゥ」や、つま先の部分に横一文字のステッチがある「ストレートチップ」などの革靴が基本です。色は黒がふさわしいですが、カジュアルな式であれば茶系を選ぶのも良いでしょう。素材は、革のほかにエナメルもおすすめです。一方で避けなければならないのは、スニーカーやサンダルなどのカジュアルな靴です。また、小さな穴がたくさんあいたデザインの「メダリオンデザイン」や、ワニ革の靴なども着用しないようにしましょう。
マナーを守ってスマートに着こなそう!
結婚式には、新郎新婦の友人はもちろんQ13、会社の上司や親戚などさまざまな年代のゲストが招待されています。そのため、どの世代にも良い印象を与えられるよう、マナーに沿った服装で格好良く参列することが大切です。自分にピッタリのスーツであれば、よりスマートにスーツを着こなすことができるため、オーダーメイドのスーツを作ってみるのも良いでしょう。しかし、オーダーメイドのスーツは値段が高いというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。ONLYであれば高品質なオーダーメイドのスーツを、リーズナブルでわかりやすい値段で提供しています。あなたをさらにすてきに見せるオーダーメイドのスーツ、ONLYでお仕立てしてはいかがでしょうか。