結婚式のスーツでベストを着てもいい?着用のマナーを紹介

2018/08/29

  • スーツのシーン別マナー

 

結婚式に出席する際は服装のマナーを守ることが重要です。結婚式のマナーでは、ベストを着用してもいいのでしょうか。しかし、一概にスーツやベストといっても、さまざまな色や生地のものがあります。たくさんある種類のなかでも結婚式で身につけるのにふさわしいものと、そうでないものがあるので注意が必要です。大切なお祝いの席で恥をかかないためにも、スーツやベストの着用マナーを身につけておくことは欠かせません。そこで、この記事ではベストに焦点を当て、結婚式でベストを着ても問題ないのか、どのようなベストがおすすめなのか、気をつける着こなしポイントも含めて紹介します。

 

結婚式のスーツでベストを着ても大丈夫?

結婚式に出席する際、一般招待客の礼装は略礼装が基本です。そのため、男性はスーツやベストを着用します。なお、ベストは必ず着用しなくてはならないというものではありませんが、着用することで得られるメリットがたくさんあります。まず、ベストを着用しているとフォーマル感がアップします。暑いときはジャケットを脱ぐことができますし、寒さ対策になるというメリットもあります。基本的に、ワイシャツだけの格好はフォーマルな場では下着姿も同然なので、暑くてもジャケットは脱がないことが常識です。上着を着脱して体温調節をしたい場合は、あらかじめベストを着用しておくとよいでしょう。特に、暑い夏や寒い冬の結婚式ではベストを着用しておくことが賢明です。ただし、寒いときはスーツの下にセーターなどを着込みたいところですが、カジュアルなニット素材のセーターを結婚式で身につけるのは避けるべきです。そこで役立つのが、ベストです。ワイシャツの上に1枚ベストを着用するだけでも体感温度はだいぶ変わります。さらに、ベストはスタイルをよく見せてくれる効果があることも忘れてはいけません。フォーマルにドレスアップしたいのであれば、ベストを着用しましょう。

 

結婚式に合ったベストとは?

ベストにはさまざまな色や柄が用意されていますが、結婚式で着用するベストにはこれといった決まりはありません。フォーマルタイプのベストであれば基本的にどんなものでも問題ありませんが、常識の範囲内でふさわしいものを選ぶことを心がけましょう。ただし、結婚式の主役は新郎新婦の二人であるため、主役より目立たないように心がけることが必要です。形式にとらわれないカジュアルな結婚式の場合は柄の入ったベストを選んでもよいですが、あまり派手なものは避けたほうが無難です。色や柄が派手なベストはコーディネートも難しくなるので、無地のベストを選ぶことをおすすめします。また、ベストを着用する際のワイシャツは襟が広めのものを選ぶとよいでしょう。広めの襟のシャツを選ぶことでベストの下にワイシャツの襟が収まり、よりおしゃれに見せることができます。なお、ビジネス用のシャツや肌が露出する半袖のシャツはNGです。ボタンダウンのシャツやショートカラーのシャツも避けてください。さらに、それぞれの好みで身につけるカフスボタン(カフリンクス)についてはシルバーやゴールドのカフスボタンがおすすめです。チェーン突きのものやプラスチック製のものはフォールマル感に欠けるため結婚式には向きません。

 

グレーのベストがおすすめ!

ベストは、スーツと同系色でそろえるのが一般的です。ただし、ベストの代表的な色である黒・ネイビー・グレーの三色のうち、結婚式に一番適しているのはグレーです。グレーのベストはどんなスーツにも合わせやすいだけでなく、ドレスアップ要素が強いため格式高い場面でも違和感がありません。黒やネイビーのスーツのなかにグレーのベストを着込むと、さりげない華やかさを演出できます。同じグレーのベストであっても、色の濃さによって適する時間帯が異なるため注意が必要です。朝から昼にかけて行われる結婚式には明るいグレーのベストが、午後から夕方・夜にかけて行われる結婚式にはダークグレーのベストが向いています。濃さの異なるグレーのベストを2着所持しておき、参列する時間帯によって使い分けることができれば上級者といえるでしょう。
また、黒のスーツに黒のベストを合わせる場合は、ネクタイの色などで華やかさを加えましょう。結婚式はお祝いの場なので、派手すぎない程度の華やかさが必要です。スーツと単独のベストを組み合わせたコーディネートのことを「オッドベスト」といいますが、カジュアルな格好とされているため結婚式には向かないという意見もあります。どうしてもオッドベストのコーディネートをしたい場合は、フォーマルな場で不格好にならないように十分注意しましょう。

 

ベストを着こなすためのポイント

フォーマルかつワンランクアップした着こなしをするためには、ベストのサイズ感が重要となってきます。身体に合ったサイズを選ぶことで、ベストが本来持つ、体型を立体的に見せる効果が最大限に発揮され、スタイリッシュに決めることができるからです。そのため、ベストが身体にフィットしているかどうかは重要なポイントです。ベストは上着の下に着るものであるため、大きすぎるものを選ぶとだらしない印象になってしまいます。さらに、小さすぎるベストを選んでしまうとベルトの間からシャツが見えてしまい、マナー的にもよくありません。サイズは慎重に選ぶよう心がけましょう。ベストを着こなすポイントとして、着丈も忘れてはいけません。ベストの丈はベルトが隠れるぐらいがちょうどよく、長すぎても短すぎても不格好になってしまいます。そのため、購入する際は一度試着をさせてもらい、丈を確認してから購入するとよいでしょう。さらに、ベストのボタンの留め方にもマナーがあります。ベストの一番下のボタンは外しておくことを「アンダーボタンマナー」といいます。ベストのボタンの数は4つのものや6つのものなどがありますが、結婚式ではボタンの数に決まりはなくどのようなベストでも構いません。ただし、全部のボタンを留めるとシワが出てしまうことから、一般的に一番下のボタンは留めないことになっています。なお、これは絶対的な決まりではないため、鏡で確認しつつ自分で判断しても問題ありません。

 

 

おしゃれを演出したいならベストを着ていこう!

ベストは利便性が高いだけでなく、着用する人を魅力的に引き立てる効果も持ち合わせています。そのため、フォーマルな場面においてベストは欠かせないアイテムです。結婚式で華やかさを演出したいのであれば、積極的に着用しましょう。

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