シューズが着こなしのカギになる!上手な手入れの方法を覚えよう
2019/11/20
- スーツTips(豆知識)
オシャレは足元からといわれているように、どのようにオシャレをしていても、服装にシューズが合っていなかったり、傷んでいたり、汚れていたりしていては台なしになってしまいます。シューズが着こなしのポイントになるのです。そこで、シューズの手入れに必要なアイテムをはじめ、手入れの仕方などについて紹介していきます。
シューズの手入れに必要なアイテム
シューズの手入れにはスプレーやクリームが必要になります。ただし、汚れ落とし用、ツヤ出し用、保革用に分けることが大切です。また、汚れ落としのときは、靴ブラシと靴磨き用のウェスも必要となります。さらに、一口に靴クリームといっても、乳化性クリーム、油性クリーム、液状クリームの3種類があります。それぞれの性質を押さえて、使い分けるようにしましょう。
まず、乳化性クリームとはワックスと油、水を混ぜ合わせて乳化したものです。自然なツヤを出したり、着色したりすることが可能です。また、塗ることで革を柔らかく保つことができるでしょう。次に、油性クリームとはワックスと油を混ぜ合わせたものです。チューブではなく、缶に入っています。撥水性があるため、雨対策に有効ですが、靴の色が薄くなりやすいというマイナス面もあります。ただし、乳化性クリームと合わせて使えば、色あせを解消することが可能です。最後に、液状クリームとはワックスと水を混ぜ合わせて液状乳化したものです。ダメージを受けたシューズに栄養を与えることができるうえ、ツヤを出すこともできます。素材の曲げ伸ばしに強いのも特徴です。
基本的な手入れの流れ
まずは、靴ブラシを使って、シューズに付着している汚れを丁寧に落とすようにしましょう。そして、クリーナーを塗って、シューズの汚れをふき取るようにします。クリーナーを塗りすぎるとシミになります。薄く伸ばすようにしましょう。汚れが落ちたら、クリームでムラなく伸ばしながら、シューズ全体を磨いていきます。その際、シューズの素材や色に合ったクリームを選ぶようにします。塗り終わった後に、シューポリッシュを使って円を描くようにシューズを磨くと、ツヤや光沢を出すことが可能です。このとき、水を1滴垂らすと、よりいっそうツヤや光沢が出ます。
最後に雨が降ったときの対策として、シューズ全体に撥水スプレーをかけておきましょう。撥水スプレーには、汚れを付着させない効果もあります。手入れが終われば、シューキーパーを入れて、シューズを休ませます。そうすることでシューズの型崩れを防ぐことができ、長持ちさせることが可能です。シューキーパーの中でもおすすめなのが、湿気をよく吸収してくれる木製のものです。シューキーパーを入れたシューズの保管場所には、風通しのよい日陰がよいでしょう。
素材ごとに違う手入れのポイント
一口に皮革といっても、天然皮革と人工皮革では手入れの仕方が違います。人工皮革の場合、水拭きするだけで汚れを落とすことが可能ですが、天然皮革の場合、シューズを傷めてしまうため、水につけてはいけません。革だけでなく天然繊維や合成繊維も組み合わせたようなシューズの場合は、専用のシューシャンプーなどを使って洗い、汚れを落とすようにしましょう。シューズを乾かすときは、風通しのよい日陰に置くことが大切です。
起毛した素材の場合、シューズを脱いだらすぐにブラシで汚れを落とすようにしましょう。なかなか汚れが取れない場合は、バックスガムを使ってこすり取るようにします。ただし、素材を傷めないように力を入れすぎないように気をつけます。汚れが落ちたら、逆向きにブラシをかけ、毛を寝かせておくことがポイントです。
雨で濡れたときの手入れは?
雨でシューズが濡れたときは、放置しておいてはいけません。まずは、表面についた雨や汚れをふき取るようにします。その後、シューズの中に新聞紙などを詰めて、乾かしていきましょう。ただし、シューズの中が新聞紙のインクで汚れてしまうため、ティッシュで新聞紙を包んでおくことをおすすめします。風通しのよい日陰に置けば、半日ほどでシューズの中に溜まった水分も乾くでしょう。その際、早く乾かそうとするあまり、ドライヤーを使うのは避けるようにします。革を傷めてしまい、ひび割れの原因になってしまうからです。
シューズが乾いたら、クリーナーで汚れを取っていきます。革の塩分や汗が原因で白く塩が吹いた場合もクリーナーで落とすとよいでしょう。雨に濡れてダメージを受けたシューズには、クリームを塗って栄養を与えて修復するようにします。最後に、次に雨が降ったときに備えて、シューズ全体に撥水スプレーをかけます。手入れが終わった後は、シューキーパーを入れて保管しておきましょう。
素材や色に合わせた手入れが大事
お気に入りのシューズを長持ちさせるためには、日頃の手入れが重要になります。そんな手入れのポイントは、シューズの素材や色に合わせたケアを行うことです。ONLYの店舗では、スーツだけでなくシューズも多数用意しています。ぜひとも、スーツにもよく合って、さらに手入れがしやすいシューズを見つけてみてはいかがでしょうか。