二次会の服装はどうするべき?今さら聞けない結婚式マナー!
2018/10/09
- スーツのシーン別マナー
結婚式には挙式と披露宴だけではなく、二次会もあります。式や披露宴には親族やごく親しい人が呼ばれますが、二次会には広く友人や知人、同僚などが招待されます。そこで気になるのは、どのような格好をしていけば良いかということです。「式や披露宴ではないので普段着でもいいか」と考える人もいるでしょう。しかし、周りとの調和が取れない格好をするとひとりだけ悪目立ちしてしまうかもしれません。二次会に呼ばれたらどのような服装で行けばいいのか、ここでは今さら聞けない二次会の服装マナーについて男女別に詳しく紹介していきます。
二次会の服装を選ぶポイントとは?
二次会の服装選びの基本的なポイントは、まず会場の雰囲気を理解しておくことです。二次会の会場は新郎新婦の意向によって決められます。バーやレストランのこともあれば、イベントスペースを借りることもあります。また、場合によってはホテルや高級レストランの場合もあるでしょう。格式の高い会場であれば、二次会といえどももちろんフォーマルな服装が求められます。二次会の会場は事前に知らせられることがほとんどのため、知らせを受けたら会場について調べることをおすすめします。ホテルやレストランの場合は星の数やグレードを気にかけてください。
それほど高級ではないレストランが会場の場合は、フォーマルよりもやや崩したセミフォーマルな服装で大丈夫でしょう。ただし、セミフォーマルでも基本的に男性はスーツで女性はワンピースなどの服装が基本です。また、格式ばっていないカジュアルな会場でも、きちんとした感じのある服装をしていってください。カジュアルな場所の場合は必ずしもスーツやワンピースでなくても大丈夫ですが、Tシャツにジーンズなどの普段着ではいけません。カジュアルと聞くと普段着をイメージするかもしれませんが、ドレスコードにおけるカジュアルは、私たちが普段目にしているカジュアルスタイルとは違うものです。男性ならチノパンにシャツ程度、女性ならツーピースやブラウスにパンツなどの格好が望ましいとされています。
男性の服装の基本マナー
男性の場合、女性と比べると服装マナーがそれほど厳しくないと考えるかもしれません。実際「スーツを着ればたいてい大丈夫」という考える人もいますが、それは間違えているので気をつけましょう。二次会の招待状に「平服で」と書かれていたら、ドレスコードは略礼装(インフォーマル)のことを表します。平服は普段着とは違うもので、派手すぎないスーツスタイルが基本です。スーツの色はダークが望ましく、二次会といえど派手すぎる色や白などの新郎と被る可能性のある色は避けましょう。スーツの色はダークが基本ですが、シャツやネクタイ、靴などで遊ぶことは可能です。色や柄にこだわっておしゃれを楽しみましょう。ただし、あくまでもスーツとの調和が取れていることが原則なので、あまりにもスーツと合わないちぐはぐなものを選ばないようにしてください。また、二次会の会場がカジュアルなところなら、ノーネクタイのジャケパンスタイルでも問題ないでしょう。ジャケパンスタイルではコーディネートの幅が広がりますが、こちらも必ず全体のまとまり感をおろそかにしないようにしてください。カジュアルな場にスーツを着ていくと変に目立つ可能性があるので、いつでもスーツを着るのではなく、その場にあった服装を心がけましょう。
女性の服装の基本マナー
二次会の基本は略礼装なので、女性の場合はフォーマルワンピースやスーツが無難です。基本的に女性の衣装は華やかさがある格好が望ましいため、スーツの場合は特にパーティー感を意識してコーディネートを行いましょう。たとえば、ブラウスに光沢のある素材を選んだり、鮮やかな色にしたり、レースなどの装飾が施されたりしているものがおすすめです。ワンピースでも素材にこだわることは重要で、サテンやシフォン、ラメの入っている素材などを積極的に選んでください。服の色はピンクやベージュなどの明るめのものが良いとされますが、必ずしもそうではなくても良いでしょう。特に冬場ならパープルやワインレッドなどの深い色でもパーティー感を十分に出せます。ただし、男性と同様に白は新婦の色なので、白やそれに近い色は避けてください。カジュアルな会場の場合、レストランの会食に行けるような服装であれば、柄もののワンピースやブラウス+スカートあるいはパンツの組み合わせなどでも大丈夫です。カジュアルといっても結婚のお祝いをするために出席しているため、素足ではなくストッキングを着用しましょう。靴はヒールを選び、素材は光沢のあるエナメルなどが適しています。アクセサリーにも光沢感のあるものを選び、華やかさを演出してください。
着ていってはいけない服装は?
結婚式の二次会で選んではいけない服装も見ていきましょう。新郎新婦と被るような白系のスーツやワンピースなどは避けましょう。ただし、だからといって、全身真っ黒のスタイルもお葬式を連想させるのでマナー違反です。また、おしゃれにこだわるあまりカジュアルすぎたり派手すぎたりする服装も避けてください。結婚式の二次会はあくまで「式の延長線上にあるパーティー」ということを忘れないようにしましょう。女性は露出度の高すぎる服装も基本的に選ばないようにします。肩から胸元が露出するデザインのものは、ボレロやストールで隠すのがおすすめです。スカート丈は膝から膝上くらいがちょうどよく、あまりにも短いものは避けましょう。特に冬場気をつけたいのは、ファーやアニマル柄などのアイテムです。これらは殺生を連想させるため、結婚関係のパーティーでは一般的に使用されません。さらに女性は足元にも気をつける必要があります。たとえば、つま先の開いた靴は、どんなに上品なデザインのものであっても避けるべきです。ブーツやサンダルはカジュアルすぎるため、こちらも避けたほうが無難です。ストッキングは黒を避け、網タイツや柄入りのものも上品さが損なわれるので選ぶべきではありません。
服装はTPOにあわせて
二次会とはいえお祝いの場なので、その席に合った服装をすることが大切です。何を着て良いか迷ったら、会場の雰囲気なども考えながら選ぶようにしましょう。ドレスコードがどうしても分からなかったら、新郎新婦に相談するのものひとつの方法です。二次会は新郎新婦の考え方によってフォーマルよりにもなればカジュアルよりにもなるからです。マナーを守った装いを心がけて、パーティーを楽しみましょう。