長いのも短いのもNG!ネクタイの適切な長さとは

2018/08/29

  • スーツTips(豆知識)

 

男性のスーツスタイルで個性を演出しやすいアイテムといえば、ネクタイですね。おしゃれなネクタイを選べば、遊び感やまじめな感じなどさまざまな雰囲気をトッピングして、周りと差をつけることができるでしょう。ネクタイをこだわって選んだら、次はかっこよく締めたいものです。ネクタイを締めるときには、長さが重要なポイントとなります。そこで今回は、ネクタイの適切な長さや長いネクタイをうまく扱う方法などについて解説します。ネクタイは目につきやすいアイテムなので、何となくではなく、きちんとバランスよく結んで、良い印象を与えることができるようにしましょう。

 

ネクタイの長さで印象は決まる

スーツを着たときの印象は、ネクタイの長さによって決まってしまうものです。いくら高価なスーツを着たり、きちんと磨いた革靴でスタイリッシュな魅力を演出したりしても、ネクタイの長さのバランスが悪ければ全体の印象は台無しになってしまいます。バランスがいいネクタイの長さは、結んだときに大剣の先がベルトのバックルの真ん中あたりに来る長さです。厳密にバックルの真ん中ちょうどの長さでなくても、前後1~3cmくらいならきれいに決まります。これより長くて大剣の先がベルトの下まで来ると、だらしなく見えるので注意が必要です。反対に、短すぎるネクタイはラフさが強調され、カジュアルに見えます。どこかに遊びに行くような雰囲気になるので、大切な商談やプレゼンテーションなど、きちんと感が求められるビジネスシーンではふさわしくないでしょう。また、お腹が出ていなくても出ているように強調されてしまうので、スタイルも悪く見えてしまいがちです。特に、ジャケットのボタンを開けたときや、ジャケットを脱いだシャツ姿ではネクタイの長さが際立ちます。スーツをかっこよく着こなすためにも、ネクタイの長さは重要だということを頭に入れておきましょう。

 

平均的なネクタイの長さは?

市販のネクタイの長さは、一般的には140cmくらいです。ブランドやメーカーによっても長さは異なりますが、最近のものはほとんどが140cmを目安に作られています。ただし、ネクタイの中にはこれより長い作りのものもあります。長いネクタイをいつもと同じように結ぶと、大剣の先はベルトのバックルよりもかなり下の位置になり、バランスが悪いだけでなくだらしない印象となってしまいます。長いネクタイは扱いにくいと敬遠する人もいますが、ちょっとしたコツをつかめば、長いネクタイもバランスよく結べます。長いネクタイをうまく活用できずにいるなら、結び方を工夫してちょうどいい長さに調整するコツをつかんでみましょう。

 

基本のネクタイの結び方

ネクタイをうまく結ぶために、まずは基本のネクタイの結び方をしっかり自分のものにしておきましょう。一般的な140cmほどの長さのネクタイをバランスよく結ぶ方法です。ネクタイの表をよく見てみると、途中に縫い目があることに気づくでしょう。ネクタイを首にかけて、シャツの上から3番目と4番目のボタンの間に、この縫い目を合わせるように左右のネクタイの長さを調節してから、結び始めるのがうまく結ぶコツです。シャツのボタンの3番目と4番目の間に、この縫い目を合わせて左右の長さのバランスをとることで、標準的な身長や体形の人は、完成したときに前述のちょうど良い長さになるはずです。この、結び始めるときの最適な左右の長さのバランスは、身長や体形によって微妙に変わってきます。この方法を目安にして自分で何度か試してみて、自分なりの最適な左右の長さのバランスを見つけてください。ただ、身長が低い人はこの結び方であれば130cmくらいの長さのネクタイがちょうどいいかもしれません。
反対に、身長が高い人であればもう少し長いネクタイのほうがバランスがよくなります。何度か試してみて、自分の体形ではどのくらいの長さのネクタイや結び方がちょうどよいかもつかんでおきましょう。ネクタイの結び方は、シンプルなプレーンノットが一般的です。小ぶりの結び目が特徴で、すっきりとした印象なのでどんなシャツの襟やネクタイにも合わせやすい結び方です。さらに、体格や襟の形に合わせて結び方を使い分けると、おしゃれな印象に仕上がります。たとえば、大柄な人やワイドカラーのシャツには、結び目が大きめのウィンザーノットがよく合います。一方、華奢な体型の人は先ほどの結び目がコンパクトなプレーンノットのほうがバランスがよいでしょう。ネクタイは結び方によって巻きの回数が変わるので、結び方を変えることは長さ調節にも効果的です。

 

長いネクタイをうまく使うには?

長すぎるネクタイをうまく使いこなす方法の一つは、結び方を変えることです。いつもはプレーンノットで締めていても、長いネクタイを結ぶときはウィンザーノットに変えてみましょう。ウィンザーノットはプレーンノットよりも結び目が大きいので、少し長いくらいなら十分に調節できます。一般的な長さのネクタイをプレーンノットで締めた場合、結び目の下から大剣の先までの長さは約60cmです。しかし、同じネクタイをウィンザーノットで結ぶと、結び目の下から大剣の先までは約50cmになります。結び方によって10cmも変化するので、長さの調節に効果的であることがわかるでしょう。

 

ネクタイはおしゃれの要!

 

体の正面に来るネクタイは目に留まりやすく、スーツスタイル全体の印象を左右する重要なアイテムです。色や柄、素材にこだわってネクタイを選ぶ人は多いですが、それに加えて長さにもこだわってネクタイを扱えば、スタイルがよく見えてかっこよく決まります。おしゃれの要であるネクタイをうまく使いこなして、できる男性を目指しましょう。

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