大人の魅力を打ち出したい!30代が着るべき結婚式の服装とは
2018/10/09
- スーツの着こなし・コーデ術
30代になると結婚式に呼ばれる頻度も多くなります。今までは似合っていた服装も30代になってしっくりこなくなった、もう少し大人の雰囲気の服装をしたいと思う人もいるのではないでしょうか。10代・20代の時は色やデザインなど自分の好みで着ていく服を選んでいた人も、30代ではまた違った大人の装いが求められます。ここでは、30代ゲストが結婚式に出るときの服装選びのポイントや男女別のおすすめの服装、結婚式の服装における基本的なマナーを紹介します。結婚式の服装のマナーをわきまえて大人の魅力あふれる装いで結婚式に出席しましょう。
30代の服装選びのポイント
まず、大人らしい落ち着きや品の良さを出すことを意識しましょう。落ち着きのある系統の色や丈の短すぎない・露出の多すぎないデザインを選ぶと品の良さが出ます。また、立場に合った装いを心がけましょう。主賓やスピーチ・挨拶をする場合は、よりフォーマルな装いをする必要があります。反対に、友人や親しい間柄の人の一般ゲストとして出席する場合は、マナーを守りつつも華やかさをプラスしましょう。さりげなくアクセサリーやバッグなどの小物を取り入れれば、堅苦し過ぎない印象になります。更に、結婚式の会場の雰囲気にも合わせましょう。ホテルや高級レストランのような格調高い会場の場合は、よりフォーマルな装いにします。ゲストハウスウェディングなどプライベート感の強い会場の場合は、反対にフォーマルすぎると周囲から浮いてしまう可能性も高いです。新郎新婦との間柄やスピーチするかどうか、会場に合わせてどの程度フォーマルな服装が求められているかを判断します。
男性の服装選びのポイント
男性の服装選びについては、まず立場に合わせて選びましょう。主賓や挨拶をお願いされている時はタキシードなどの準礼装になることもあります。シャツは、白無地のウィングカラーシャツを選びます。ウィングカラーシャツとは、衿が首に沿って立ち、衿先が小さく折り返されているシャツのことです。袖口部分を折り返すダブルカフスで、胸元にプリーツがあればよりフォーマルな印象になり、ドレッシーな装いになります。ネクタイは黒のシルク素材のボウタイです。シャツの袖口には、オニキス・黒蝶貝など黒い石のカフスリンクスを付けるとフォーマルながらもおしゃれになります。パンツにベルトループがないので、ラインを崩さないようにサスペンダーを付けましょう。靴は、黒いエナメル素材のオペラパンプスかスリッポンが好ましく、靴下は黒にしましょう。
ポケットチーフはシルクか麻の白系で、3つ山ができるように折ったスリーピークスが基本です。一般ゲストの場合は略礼装であるブラックスーツかダークスーツになります。ブラック・ネイビー・グレーなどのダークカラーのスーツを選びましょう。柄は無地が基本ですが、目立たないピンストライプやシャドーストライプなら問題ありません。白やシルバー系など明るい色や派手な柄は控えましょう。30代前半なら、シルエットは細身でパンツの裾はシングル(折り返しのない裾)がおすすめです。シャツは白無地か青やピンクの淡い色を選びましょう。ネクタイは、シルバーやグレーベースのストライプ柄が基本ですが、派手すぎなければ、少しドットや色が入っていても問題ありません。カフスリンクスは、真珠や白蝶貝に代表される白い石のものが好ましいです。靴はシンプルな黒の革靴でストレートチップかプレーントゥを選ぶとフォーマル度が高くなります。
女性の服装選びのポイント
女性の服装選びについては、まず丈の短いドレスや露出の多い服装は避け、品の良さと落ち着き感を出すようにしましょう。色は黒、茶色、ブルー、グリーンといった落ち着きのある系統の色が人気ですが、派手過ぎなければ明るいカラードレスでも大丈夫です。黒や茶系を選ぶ場合は、地味な印象にならないようにデザインが凝ったものを選ぶか、ビジューやアクセサリーなどで華やかさをプラスします。バッグなどの小物にこだわるのも良いです。黒や茶系は地味すぎるかもという人は、ブルーやグリーン系のドレスをおすすめします。ネイビーやグリーンなどの落ち着いたカラーは人を選ばず気軽に取り入れやすいです。光沢のあるものを選べば上品さや華やかさも出すことができます。ビビットな色や淡いピンクのドレスなどは10代・20代向けの場合が多いので、避けたほうが無難です。ただ、明るい色でも派手過ぎなければ30代でも着ることができます。明るい色のドレスを選ぶ場合は、全体のバランスにより注意してください。ドレスが明るい色ならばデザインは露出の少ない落ち着いたものにしましょう。小物や髪型も派手すぎずシックにまとめるほうが品の良さが出せます。例えば、黒やベージュなどのボレロを羽織るだけで印象が変わることもあります。
大人のおしゃれはマナーが大切
結婚式の服装では、大人として守るべき基本のマナーがあるので、改めて確認しましょう。まず、派手すぎる服装や新郎新婦と被りそうな服装は避けます。結婚式の主役はあくまで新郎新婦です。必要以上に目を引くような派手な服装や新郎新婦と同じ色の服装はマナー違反ですので気をつけましょう。新婦の色である白いドレスは着ていかない、というのは当たり前に心得ている人がほとんどですが、お色直しのドレスの色は意外と被ってしまうことがあります。もし可能なら新婦のお色直しのドレスの色を事前に確認しておきましょう。確認できない場合は黒や茶系、落ち着いた色のブルーやグリーン系なら比較的安全です。
また、カジュアルな印象の服装やアイテムも避けましょう。カジュアルなレストランウェディングや二次会ならば良いのですが、格調高い会場の場合はカジュアルな印象の服装は避け、ドレスやフォーマルなスーツを選ぶほうが良いでしょう。女性の場合、髪型も肩につかないアップスタイルのほうがフォーマルだとされています。男性の場合も髪型を整えていきましょう。おしゃれして着飾ることがお祝いの気持ちとされるので、何もしないままなのはNGです。女性の場合、ネイルにも注意する必要があります。派手すぎる色や新婦と被るようなデザイン(淡い色にお花やリボン、ラインストーンなど)は避けましょう。シンプルなワンカラーなど清潔感のあるネイルを心がけます。更に、ファーのアイテムもふさわしくないとされる場合が多いです。殺生を連想させるから、毛が抜け落ちるというマイナスのイメージがあるからなどと言われます。結婚式の服装は何よりもTPOに合っているかことが大切です。自分の立場、会場の雰囲気や参加者の顔ぶれに合わせた装いをするように意識しましょう。
大人らしい着こなしを楽しもう
10代・20代の装いも結婚式に華やかさをプラスしますが、大人には大人の魅力を引き出す着こなしがあります。自分がどのような立場で結婚式に出席するか、どのくらいフォーマルな式場かなどのTPOを考えた上で、品が良く、華やかな大人らしい装いを目指しましょう。