ネクタイのシワを防ぐには?保管方法を工夫するだけで解決!

2019/02/12

  • スーツTips(豆知識)

 

ビジネスマンにとって、ネクタイは印象を左右する重要なアイテムです。そんなネクタイが、シワになっていると、清潔感がなくだらしない印象を与えかねません。一般的に、ネクタイの保有数は5~10本で、さらに冠婚葬祭用として2~3本加わります。季節やシーンに応じてネクタイの衣替えをする人は、さらに多くのネクタイを所持していることでしょう。たくさんあるネクタイを、すべてシワなく管理するには、正しい方法を知っておく必要があります。場所をとらず、手間がかからない収納ですっきり保管しましょう。この記事では、ネクタイのシワにならない保管方法を紹介します。

 

ネクタイがシワになる原因とは?

ネクタイにシワがつく一番の原因は、ネクタイの結び目です。前回結んだときのシワがそのまま残ってしまうため、ネクタイを締める頻度が高いほど、ネクタイにシワが残りやすいといえます。また、収納する際にたたみ方を間違ってしまうとシワになってしまいます。素材や使用している芯によっては、同じ保管方法でもシワになりやすい場合があるのです。

 

シワになったネクタイを直す方法

ネクタイに使用される素材は、レーヨンやシルクなど光沢のあるものが一般的です。これらの素材は、熱に弱くデリケートなので、アイロンを直接当てるのはあまりよくありません。そのため、薄手のハンカチなどあて布を使ってアイロン掛けをするのがポイントです。アイロンはスチーム機能が付いたものを用意することで、しわが伸びやすくなります。まず、ネクタイを置いてシワの位置を確認し、手でシワを伸ばしていきます。軽く押しながら伸ばしましょう。次に、当て布を置きアイロンのスチームをまんべんなくかけていきます。
当て布をすることで、高温の蒸気がネクタイにかかるのを防げるのです。このとき、アイロンが当て布に当たらないよう、浮かせるのがポイントです。当て布にアイロンを当ててしまうと、高温でネクタイがテカってしまいます。さらに、生地がぺたんこになって形が崩れてしまう可能性があるのです。たっぷりスチームを当てたら、当て布をとって少し冷まし、乾かします。ドライアイロンを近づけると早く乾かせます。最後に形を軽く整え、形を定着させましょう。生地が伸びる方向へ、優しくシワを伸ばします。無理やり伸ばすと型崩れしてしまうため、注意が必要です。

 

 

ネクタイに適した保管方法とは?

特に忙しい朝などは、ネクタイ選びになるべく時間をかけずスムーズに行いたいものです。そのための工夫として、2つのポイントが挙げられます。1つ目は、ネクタイの色柄別に収納することです。そうすることで、シーンに応じたネクタイも選びやすくなります。2つ目は、季節別に収納することです。ネクタイの衣替えを行う人におすすめの方法です。よりスムーズにネクタイが選べるよう、自分に合った工夫を取り入れましょう。これらの工夫は、以下のどの保管方法にも活用できます。ネクタイに適した、シワになりにくい保管方法は、3つあります。1つ目は、つるして保管する方法です。つるす場合は、ネクタイ専用のハンガーを使うことで、コンパクトに収納できます。ただし、ニットタイなど素材によっては、ネクタイの重みで生地が伸びる可能性があるため、注意が必要です。
2つ目は、丸めて保管する方法です。丸めるときは、小剣のほうから優しくふんわり巻きましょう。きつく巻いてしまうと、剣先が型崩れしたり、シワができたりしてしまいます。巻く前に、ネクタイの真ん中で2つに折って半分の長さにしておいても構いません。丸めたものを収納する際には、丸めた状態から潰れてしまわないよう、収納ケースの選び方に気を付けましょう。すぐにネクタイの柄や色が判別できるため、選びやすいというメリットがあります。透明や半透明の収納ケースだと、選びやすいです。ただし、セッテピエゲなど種類によっては、シワや傷がつく可能性があります。巻くだけなので、手軽に取り入れられる保管方法です。
3つ目は、たたんで保管する方法です。2つ折りもしくは4つ折りにしましょう。折りたたんだネクタイは、専用の引き出しなど浅い収納ケースに平置きします。そのため、ある程度の収納スペースが必要です。カバーをすることで、シワができたりホコリをかぶったりするのを防げます。しかし、たたんで長期間保存すると、折り目にシワがつく可能性があります。ネクタイを収納する前には、汗や汚れが付着していないか確認しましょう。ゴミやホコリは、スーツ用のブラシで数回なでることで落とすことができます。また、1度着用したネクタイは、1日以上つり干しして休ませてから収納しましょう。そうすることで、結びシワが伸び、汗などの湿気が乾きます。

 

素材を考えることもシワ防止につながる

ネクタイのシワは、結び目が原因でついてしまうことが多く、毎回アイロンでシワを伸ばすのは大きな手間といえます。そのため、正しい方法で収納することが大切です。また、本数に余裕をもたせることで、コーディネートもしやすくなります。ネクタイの素材に着目し、シワになりにくいものを探すのも1つの方法といえるでしょう。

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