ネクタイをうまく結べないのには理由がある!原因がわかれば意外と簡単

2019/04/01

  • スーツTips(豆知識)

 

「ネクタイがうまく結べず、スーツ姿が決まらない」「長さのバランスが悪くなってしまう」「緩かったりきつかったりと、時間ばかりかかってきれいにできない」と、ネクタイに悩みを抱える人は結構いるのではないでしょうか。
ネクタイの結び方にはいくつか種類があり、カラーのデザインによっても変わってくるため、適切な方法を知ることが先決です。なぜきちんと結べないのか、その原因を知ることがうまくなる早道なのです。
原因となっているクセややり方を克服してしまえば、意外と簡単に結べるようになります。ここでは、きれいに結ぶためのコツを詳しく解説します。

 

結び方の種類と合うシャツの形

ネクタイの結び方は、主に4種類あります。
1つ目は、レギュラーカラーのシャツと相性抜群のプレーンノットです。4種類の中でもっとも簡単な結び方で、小さな結び目はきっちりとした清潔な印象を与えます。レギュラーカラーは長さや襟の開き具合が時代によって少しずつ変化していますが、どのようなシチュエーションでも対応できる万能型です。この組み合わせは、TPOを選ばないスタンダードかつ上品なスタイルといえます。
2つ目は、結び目が逆三角形に近いセミ・ウィンザーノットです。特に、襟が程良く開いたワイドカラーに合わせると、首周りがスッキリと見えます。ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く使える結び方で、おしゃれを楽しみたい人にもおすすめです。
3つ目は、結び目の大きいウィンザーノットです。ワイドカラーやホリゾンタルカラーのような、襟開きに特徴のあるシャツとの組み合わせで映える結び方です。顔や体型が大きめの人であっても、全体のバランスがとれるスタイルです。
4つ目は、縦に長い結び目が特徴のダブルノットです。「プレーンノット」の応用ですが、少し厚みが出るのでスタイルに変化をつけたいときに使ってみましょう。

 

ネクタイをうまく結べない原因は?

ネクタイを上手に結べない主な原因として、第1に「正しい結び方や手順を知らない」、第2に「初めから難しい結び方を選んで失敗している」、第3に「シャツの襟の形や、ネクタイの素材に合わない方法を試している」といったものが挙げられます。
いずれの原因も、「正しい結び方や手順を覚える」「簡単な結び方からチャレンジする」「着用するカラーの特徴や、ネクタイの厚みを見極めて選ぶ」といった対処法で解決します。
とにかく、鏡の前でうまくなるまで何度も練習しましょう。見栄え良く結べるようになるには、数をこなしてコツを会得するしかありません。

 

最初は簡単なプレーンノットから挑戦

最初は、一番簡単な「プレーンノット」から始めましょう。「プレーンノット」はネクタイ結びの基本ですから、これをマスターしなければ他の結び方もできません。
大剣がベルトの前に来るように長さを調節し、小剣の上を通って一周します。輪っか部分に大剣を通し、下へ引っ張ってから結び目を上へギュッときつめに上げれば完成です。
ディンプル(縦に長いくぼみのこと)を作るとより美しく見えます。ゆるく結ぶとだらしない印象になってしまうので注意しましょう。

 

 

慣れたらダブルノットで結んでみよう

「プレーンノット」に慣れてきたら、その応用である「ダブルノット」にも挑戦してみましょう。
小剣を短めにとり、大剣が前に来るようにクロスします。小剣と大剣の長さは、自分の身長や体型とのバランスを考えて、ちょうど良い位置に来るよう調整しましょう。
そのまま2回まわしますが、このとき重なった結び目に、人差し指と中指を差し入れて固定すると、支えができてきれいな形にまわすことができます。ループ部分に大剣を上から通し、手前から引き抜いて形を整えれば完成です。

 

セミ・ウィンザーノットは最初が肝心

「セミ・ウィンザーノット」は結び方の工程が多く、他の方法が上手にできるようになってから挑戦してみてください。
はじめに小剣を短めにとって、大剣をクロスさせます。大検を前から後ろにもってきたら、一度ループに通し、さらに大剣をまわして首側に通します。ループ部分に大剣を上から通して形を整え、小剣を引っ張りつつ上に上げれば完成です。
クロスさせる位置を、ネクタイの縫い目に合わせると、きれいな結び目になります。工程が複雑で難しいですが、ネクタイに存在感が出るので、大事な商談や話し合いなど勝負時に締めて臨むのもおすすめです。
どの結び方でも注意したいことは、ネクタイの先です。この長さはベルトにかかるか、かからないかの位置で締めます。長すぎても短すぎても見栄えがよくありません。鏡でチェックしつつ、適切な長さを覚えましょう。

 

ネクタイがオーダースーツの見栄えを左右する

スーツの仕立てや生地・デザインにこだわる人は多いです。しかし、せっかくオーダーして体にフィットするものを選んでも、ネクタイをうまく結べないままではだらしない印象を与えてしまいます。
また、スーツをかっこ良く着こなすには、スーツのシルエットとネクタイの結び目の大きさや太さのバランスも大切です。ネクタイは男性が個性を表現できる素敵なアイテムです。スーツ姿をスタイリッシュに美しく見せられるよう、正しい結び方をぜひマスターしましょう。

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