自分でできるネクタイのお手入れ方法は?汚れの落とし方と予防法

2019/03/08

  • スーツTips(豆知識)

 

スーツを着たときにはセットで身に着けることとなるネクタイは、選び方によってスーツの印象や着ている人の印象が変わります。ネクタイはスーツやワイシャツと比べてカラフルな色合いのものを身に着けることが多いため、人目に触れやすいです。そのため、ネクタイが汚れていると、とても目立ってしまいます。スーツをおしゃれに着こなすためにも、清潔感のあるネクタイを身に着けることがポイントです。この記事では、ネクタイが汚れてしまったときに自分でできる洗い方などのお手入れ方法や、ネクタイに汚れを付きにくくするためのコツを紹介します。

 

ネクタイが汚れてしまう原因の多くは食べものや皮脂

ネクタイは、顔の近くの胸元にあるため、知らず知らずのうちに食べ物や飲み物が飛び散って汚れているケースが多いです。また、タバコを吸う人であれば、ヤニが付くこともありえます。
人間の身体の中で、首は体温が高い場所です。ネクタイは肌に直接するものではありませんが、ワイシャツを通して汗や皮脂が付くことも少なくありません。特に、結び目となる場所は生地が重なって厚くなるため、汗や汚れが溜まりやすい場所です。
ネクタイは色の濃いものや柄物が多いため、見た目はそれほど汚れているようには感じられなくことも多いでしょう。しかし、手入れをせずにしばらく置いておくと、気づいたときには汗や汚れがシミになり、取れにくくなる場合もあります。

 

意外と多いネクタイの種類!普段できるお手入れ方法

 

ネクタイにはさまざまな種類があります。
最もオーソドックスなネクタイはジャガードタイ、もしくはダービータイと呼ばれており、大剣の幅が7~9cmです。
大剣の幅が6.5cmと、ジャガードタイよりも少し幅が細めのものをナロータイといいます。
編み込み模様が特徴のネクタイはニットタイと呼ばれており、先端は鋭角にはなっておらず、四角い形のスクエアエンドになっているのが特徴です。
透け感があるのはフレスコタイで、見た目が涼しげであることから夏にしばしば使われます。着け心地がとても軽やかなことも特徴です。
セッテピエゲは、ネクタイのなかでも最高級の縫製で、1枚の布を7つに折って作られています。スカーフのように柔らかい反面、重厚感のある仕上がりです。
蝶ネクタイは、タキシードなどに合わせて使われます。ネクタイのなかでは最も歴史が古く、種類もさまざまです。
モーニングコートに合わせて着用されるアスコットタイは、フォーマルからプライベートまで、幅広く使われています。
ネクタイの素材は、主流であるシルク100%のほかに、麻やウール、ポリエステル素材のものまでさまざまです。
ネクタイを使ったあとは、2~3日は陰干しで休まると、水分やシワが取れます。
結び目がシワになって取れないときは、裏からアイロンの蒸気を当ててハンガーに吊るしておきましょう。蒸気を当てると、シワが取れるだけでなく脱臭効果も期待できます。アイロンを直接当ててしまうとテカリが出てしまうため、蒸気だけを当てましょう。
アイロン以外には、入浴後のお風呂場に置いておくのも、おすすめの方法です。
しまうときは、市販のネクタイ用のハンガーに吊るすか、ポールに掛けておきましょう。ハンガーやポールがないときは、くるくる巻いて箱に収納するとシワになりません。

 

自分で洗う方法と洗えるネクタイの見分け方

ネクタイを自宅で洗う場合は、基本的に化繊でできたものの場合にとどめておきましょう。ネクタイのタグを確認して、手洗いや水洗い可能なマークが付いていれば、自分で洗うことができます。
シルクやウール、麻素材の場合や、アスコットタイ、セッテピエゲ、蝶ネクタイなど、デリケートな素材はクリーニングに出しましょう。こうしたネクタイの場合、自分で洗うと型崩れや色落ち、記事の毛羽立ちなどが起こる可能性があります。特にシルク100%素材の場合は、色落ちしやすくシミが広がりやすい性質があるため、クリーニング店に任せるほうが安心です。
水溶性の汚れなのか、油溶性の汚れなのかによってクリーニング方法が異なるため、何の汚れなのかを相談したうえでクリーニング店に出しましょう。
自宅で手洗いをする場合は、洗面器にぬるま湯を入れ、適量の洗剤を入れて溶かします。ネクタイをたたんで振り洗いをし、洗剤の成分を感じなくなるまですすぎましょう。タオルに挟んで水気を取ったらきれいに形を整えて陰干しにします。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットにネクタイを入れ、ドライコースやソフトコースなど、優しく洗うコースで洗濯しましょう。洗い終わったら、形をきれいに整えて陰干しします。

 

ネクタイをできるだけ汚さないための対策とは?

ネクタイに汚れを付きにくくするために、使う前に防水スプレー(もしくは撥水スプレー)をしておくと効果的です。ネクタイにも使えるオールマイティな防水スプレーを1本持っておくとよいでしょう。
自宅で洗えるネクタイだとしても、あまり頻繁に洗濯を繰り返すと型崩れの原因になるため、注意が必要です。
身に着ける回数が少ないほど汚れは蓄積しづらくなるため、複数のネクタイを交代で使うようにするとよいでしょう。汚れるということ以外にも、ネクタイを使うと結び目にシワができるため、1度使ったネクタイは、しばらく休ませたほうが長持ちさせられます。

 

ネクタイは休ませることも大切!適度な本数を用意しよう

ネクタイは毎日同じものを使うと汚れが溜まりやすく、結び目にシワができやすいため、複数本を用意しておき交代で使うようにするのがおすすめです。通勤でネクタイを使う場合は、スーツやシーンに合ったネクタイを複数用意しておきましょう。
忙しくて買い物に出かける時間が取れない人は、オンラインショップでネクタイを購入してはいかがでしょうか。

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