革靴を持ち運びたい!気をつけたいポイントや具体的な方法は?

2019/06/12

  • スーツTips(豆知識)

 

長時間の移動を必要とする出張があったり、仕事帰りにジム通いをしていたりすると、革靴を履いていくのではなく持ち運びたいと思うことはあるものです。しかし、実際に大切な革靴を荷物として持ち運ぶ際にはどうしたらいいのでしょうか。傷めることなく革靴を持ち運ぶためには、持ち歩く際に特に気をつけておくべきポイントがあります。そこで、この記事では、革靴の持ち運び方や持ち歩く際に便利なアイテムについて紹介します。

 

革靴の持ち運びで気をつけたいポイント

革靴を荷物として持ち運ぶとき、ビニール袋やナイロン袋などに入れる方法もありますが、そのような運び方だと見た目がスマートではありません。また、見た目だけではなく、大事な革靴にトラブルが生じてしまう可能性もあるため注意が必要です。革靴を持ち歩く際に気をつけておきたいポイントのひとつがです。両足の靴を同じ入れ物に入れて持ち歩いたり、ほかの靴や荷物と一緒に収納して持ち運んだりすると、移動中の振動でほかの荷物に当たり擦れて傷ができてしまう恐れがあります。
加えて、型崩れも注意しておきたいポイントです。天然の革には柔軟性と耐久性に優れているというメリットがあります。ただし、革がいびつな形状で一定の時間置かれると、そのときの形状のままに型がついてしまうという点は注意が必要です。形が崩れた状態で長時間持ち歩くと、崩れた形状をそのまま記憶してしまい、型崩れしてしまうことがあります。カバンやキャリーケースなどに収納した際、ほかの荷物の重みで靴の一部がつぶれてしまうと、その部分がへこんだ状態で型がついてしまうため気をつけなければいけません。
このように、革靴は性質上からも特に傷や型崩れといったリスクが生じやすくなっています。そのため、持ち運びの際には、ほかの荷物と擦れてしまったり、強く当たってしまったりするような状態が起こらないよう、きちんと対策を取っておくことが重要です。

 

革靴の持ち運びをするときに用意したいもの

持ち運びの際のリスクを避けたいなら、2つのアイテムを用意しておくと便利です。1つ目に用意しておきたいアイテムが、保管の際に靴のなかに入れて使用する靴型のシューキーパーです。主に木やプラスチックなどで作られています。シューキーパーの役割は主に2つあり、1つは湿気を取ること、もう1つは型崩れを防止することです。ただし、素材によって効果や使い勝手に違いがあります。木製のシューキーパーはプラスチック製のものと比べると、吸湿性は高いことが一般的です。一方で、木製のものはプラスチック製のものに比べると重くなります。そのため、自宅保管用に使うのであれば木製のシューキーパーのほうが有効ですが、持ち運びをするときに一時的に使用するのであればプラスチック製などの軽いタイプのほうが便利です。
2つ目のアイテムとしてシューバックも挙げることができます。シューバックとは、靴を入れるための布製の袋です。革靴を購入したときに付属品となっていることもありますが、市販されているため、購入時に付いていなければ別途購入することも可能です。持ち運びの際に革靴をシューバックに入れておけば、ほかの荷物と擦れる心配がなくなるため、靴に傷がつくことへの対策となります。

 

 

傷や型崩れを防ぐ革靴の持ち運び方

大切な革靴をトラブルなく持ち運ぶためには、2つのアイテムを利用しながら正しい手順で収納することが必要です。まず、最初の準備として革靴のなかにシューキーパーを入れ、型崩れ防止の対策をしておきます。その際には、靴ひもにもひと手間かけておくようにしましょう。ほかの物に引っかかってしまったり、出し入れの邪魔になったりしないように、靴ひもは靴の内側に入れておくようにします。
次に、持ち運びの際に他の荷物と擦れないよう、シューバックに入れておくことも欠かせないステップです。1つの袋に両足の靴を入れるのではなく、必ず、1つの袋に片足の靴を入れるようにします。そして、最後にシューバックに入れた靴をカバンやキャリーケースへ入れるときにも、両足の靴の入れ方に注意が必要です。片足のつま先はもう片足のかかと側に向くように互い違いに収納するようにします。さらに、ほかの荷物を収納する際には、革靴に負担がかかるような重いものや傷を付ける可能性のある固いものを近い位置に入れないように注意しましょう。

 

革靴の持ち運び時にあると便利なアイテム

外出先に革靴を持って行くときには、革靴をお手入れするグッズもあると便利です。どんなに気をつけて持ち運びをしても革靴にトラブルが生じてしまう可能性はゼロとはいえません。また、外出先で使用しているときに傷が付いたり汚れてしまったりすることもあります。そのような際には、すぐに対処できるアイテムがあると安心です。具体的には、馬毛ブラシや乳化性クリーム、靴を拭く布などのアイテムは重宝します。馬毛ブラシで付着してしまった汚れを取り除いた後、乳化性クリームを使って布で磨き上げることで、基本的なお手入れをすることが可能です。
また、靴の履き口を傷めないためには、靴べらも重要なアイテムとなります。勢いだけで無理に足を靴に入れようとするとかかとが当たり、吐き口が折れてしまうことがあるからです。小さなサイズの靴べらなら、持ち運びの邪魔になることもなく、スムーズに革靴を履くことができます。靴を着脱しなければいけないシーンでその場所に靴べらがない場合でも、安心です。

 

お気に入りの革靴は丁寧に持ち運ぼう!

長持ちさせるためにも、外出先で傷や型崩れがある状態で履き、だらしなく見られないようにするためにも、革靴を持ち運ぶ際にはそうしたトラブルが生じないように十分に気をつけることが大切です。また、スマートに革靴を履きこなすためにはスーツとのバランスも重要となります。ONLYの店舗ではスーツに似合う革靴を見つけることが可能です。お気に入りの革靴を購入したら、紹介した方法を参考にして丁寧に持ち運ぶようにしましょう。

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