センスの良さをアピールするおしゃれなスーツの着こなし方
2020/02/22
- スーツの着こなし・コーデ術
多くのビジネスマンがスーツを着て職場に通っていますが、いつも同じスーツで飽きている人も多いでしょう。とはいえ、ビジネスマンはスーツスタイルで派手なオシャレができない傾向があります。それでもセンスの良さをアピールしたり、気分転換に変わった着こなし方を試したりしたくなるものです。
また、ビジネスマンは見た目の印象が非常に大事です。個性的でありながらも印象よくスーツを着ているビジネスマンは、顧客や上司から信頼を得やすくなるでしょう。ここでは、ビジネスマンがオシャレにスーツを着こなすための方法について解説します。
サイズ選びを間違えるとおしゃれとは程遠くなる
スーツスタイルで非常に重要な要素が「サイズ感」です。デザインや色が優れているスーツでも自分のサイズに合っていなければだらしない着こなしに見えてしまいます。サイズ感をチェックするには、まず肩幅に注意しましょう。そして、袖は長過ぎないか、パンツはダボダボになっていないかなども合わせて確認します。小さすぎるサイズは着ていて動きにくく感じるのですぐ分かります。
大きすぎるサイズはスーツ本来のシルエットが崩れてしまうので、試着したうえで「肩」「足」などのラインを鏡で見るのがおすすめです。スーツのサイズ感を合わせるには「自己採寸」や「店員の力を借りる」といった方法があります。スーツの知識に詳しい人は自己採寸しても問題ありませんが、多くの人がチェックすべきポイントを見逃してサイズの合わないスーツを購入してしまいがちです。
店頭購入する際にはスーツの専門家である店員に依頼して、採寸を行ってもらうのが無難です。
まずは定番色をそろえるのがマスト
オシャレなスーツの着こなしポイントとして、定番色のスーツをそろえることをおすすめします。大人の男性として、スーツを美しく着たいなら、奇をてらったデザインはNGです。スーツにはシーンに合ったふさわしい色があり、普段のビジネスシーンで着るスーツでは「落ち着き」や「真面目さ」を感じさせる色を選びましょう。スーツの定番色として、どんな職場でも問題ないスーツの色はチャコールグレー、ライトグレー、ネイビーなどです。
黒やブラウンも定番ではありますが、多くのビジネスマンが着ている色なので個性を出したいなら他の色が向いています。
定番色は小物使いでオシャレにアレンジでき、保守的な職場でも着用できるので利便性が高いのがメリットです。また、ビジネスマンは外回りや社内での仕事のほか、飲み会や勉強会などさまざまな場所にスーツスタイルで足を運ばなくてはいけません。シーンを選ばずに応用できる定番色のスーツはマストアイテムでしょう。
印象がだいぶ違う!スーツの種類も重要
スーツにはさまざまな種類があり、こだわりを持って選ぶとセンスをアピールできます。スーツにはボタンが1列のシングルスーツ、ボタンの配列が2列のダブルスーツ、ジャケット・ベスト・パンツがセットになったスリーピースの3種類があります。これらのうち、ダブルは近年の流行りからやや外れているスーツです。年配の人がフォーマルシーンで着ているイメージが強く、若いビジネスマンにはおすすめできません。
ビジネスシーンでオシャレに着こなすならシングルスーツかスリーピースが向いているでしょう。特にスリーピースは日本のビジネスシーンで着用している人が少数派です。
ジャケット、スラックス、ベストの3アイテムからなるスリーピーススーツは過剰にならない程度にシックで、さわやかな印象があります。ベストを着ないスリーピースのスタイルもありますが、ベストがあるとよりトラディショナルな魅力を引き出せます。着こなせているビジネスマンは個性を打ち出せますし、洗練されたイメージを与えられるのもメリットです。
全体の印象がおしゃれになるワイシャツ選び
スーツだけでなく、合わせるワイシャツも大事なアイテムです。ワイシャツの形は襟のタイプで決まるため、選ぶ際には襟に注目するといいでしょう。標準のレギュラーカラー、襟の開きが広いワイドカラーの2種類を持っておくと便利です。ワイドカラーなら、スーツスタイルのオシャレの幅が広がります。たとえば、ネクタイの結び目をウィンザーノットにする際もかっこよく決まります。
また、ノータイが許される職場ならボタンダウンカラーもおすすめです。ボタンダウンカラーとは、襟の先にボタンがついているタイプのワイシャツです。フォーマルな場に着ていくことはないものの、カジュアルな職場では人気があります。ボタンダウンカラーのシャツは基本的に襟をボタンで留めたまま着用します。
レギュラーカラーやワイドカラーでノータイにすると襟の形が崩れがちですが、ボタンダウンカラーなら美しい形を保てるので便利です。襟の立体感を維持し、清潔感のあるビジネススタイルを演出してくれます。
全体の配色はどうするべき?
スーツスタイルのアイテムをそろえる際には、全体の配色を意識しましょう。魅力的なアイテムを手に入れたとしても、コーディネートにあてはまらないデザインなら使いどころがなくなってしまいます。スーツとワイシャツ、ネクタイ、靴などの色コーデを意識すれば、スーツスタイルはオシャレになるでしょう。スーツの色とワイシャツ、ネクタイの色を同系色でそろえるのが、ベーシックなオシャレの方法です。
ネイビースーツなら水色のワイシャツ、ネイビーと白のストライプネクタイなどで合わせて雰囲気を統一します。革靴の色は黒が定番ですが、ブラウンの革靴で印象を変えるのもいいでしょう。
靴はライトブラウンよりダークブラウンのほうがいろいろな色のスーツに合わせやすいのでおすすめです。ただし、ブラウンはフォーマルシーンでは使えない色です。ブラウンの靴が好きな人でも黒の靴を持っておくようにしましょう。
ワイシャツやネクタイの色を変えるだけでもOK
スーツスタイルのオシャレはお金をかけなくても少しの工夫で演出できます。たとえば、普段のビジネスシーンでスーツに合わせるワイシャツやネクタイの色を変えるだけでも雰囲気を変えられます。また、スーツスタイルのコーディネートはスーツ選びの基本を押さえることが大切です。色合いやデザインの基本を無視したスーツはビジネスシーンで浮いてしまうでしょう。
職場の雰囲気なども考慮してアイテムをそろえると、違和感のないスタイルに近づけます。ジャストフィットのスーツを求めるなら、オーダーメイドもおすすめです。