正しいブラウス洗濯方法は?美しく着るためにはどうすればいい?

2019/08/30

  • スーツTips(豆知識)

 

皆さんは、ブラウスの正しい洗濯方法を知っているでしょうか。ブラウスは意外と繊細ですので、洗濯機に入れて洗えばいいというものではありません。適当に洗っていると、型崩れや生地の傷みなどを招いてしまう可能性があります。お気に入りのブラウスの型崩れを防ぐためにも、正しい洗濯方法をここでおさらいしておきましょう。

 

1.洗濯する前の準備と下準備

ブラウスを始め衣類を洗濯するときは、いきなり洗濯機に入れるようなことをしてはいけません。衣類を傷めず、よりきれいに洗うための準備が必要です。そこで、この段落では洗濯する前の準備と下準備について解説していきます。

 

1-1.絵表示のチェック

ブラウスには家で洗濯できるものとできないものとがありますので、まずは洗濯表示を確かめることが必要です。洗濯機で洗えるマークか手洗いできるマークがあれば、家で洗えます。なお、洗濯表示は2016年に変更しており、旧表示と新表示で異なりますので注意しましょう。

  • ・洗濯機で洗えるマーク:旧表示は「洗濯機」、新表示は「水をはった洗い桶の中央に湯温上限を示す数字」
  • ・手洗いできるマーク:旧表示は「水をはった洗い桶の上部に手洗イの文字」、新表示は「水をはった洗い桶に手」

旧表示でも新表示でも水の入っている洗い桶に大きくバツの絵表示があれば、家では洗濯できません。ドライクリーニングのマークがあれば、クリーニング店に依頼しましょう。ドライクリーニングの絵表示も新旧で異なり、旧表示は丸の中央に波線で上部にドライの文字、新表示は丸の中央にPやFの文字です。

 

1-2.洗濯する際の洗剤を選ぶ

洗濯用の洗剤にはいろいろな種類がありますので、ブラウスを洗うのに適しているものを選ぶことが大切です。洗濯洗剤には弱アルカリ性のものと中性のものがあります。一般に、弱アルカリ性の洗剤は洗浄力が高く汚れをよく落とし、中性の洗剤は洗浄力がマイルドで衣類への負担が軽めです。
一般衣料用の洗剤とは別に、デリケートな衣類を対象としたおしゃれ着用洗剤もあります。一般衣料用の洗剤には中性と弱アルカリ性がありましたが、おしゃれ着用洗剤は中性です。また、洗剤によって蛍光剤が入っているものと入っていないものがあります。蛍光剤が入っている洗剤は白い衣類をより白く見せますが、衣類の色によってはあせてしまうため注意が必要です。
ブラウスを洗うときは、中性の表示があるかないかで適している洗剤が異なります。ブラウスの色によっても使い分けが必要です。たとえば、中性の表示があるなら、おしゃれ着用洗剤が適しています。表示がなく、生成や淡色であれば、蛍光剤が入っていない一般衣料用の洗剤がいいでしょう。生成や淡色以外、あるいは白いブラウスの場合は、どれでも大きな問題はありません。おしゃれ着用洗剤を使うこともできます。

 

1-3.襟元や袖口の汚れがあるかチェックする

ブラウスを洗う前には、襟元や袖口に汚れがあるかを確かめましょう。汚れをそのままにして洗濯機で洗っても、きれいに落ちません。そこで、部分洗い用のスポット洗剤を直接つけて優しくこするといいでしょう。ひどい汚れのときは、洗剤をつけたあとブラシなどで軽くたたいておきます。もみ洗いは生地が伸びる恐れがありますので避けましょう。スポット洗剤がない場合は、一般的な洗濯洗剤や固形の石鹸でも構いません。

 

1-4.ブラウスを洗濯ネットに入れる

下準備が済んだら、洗濯ネットにブラウスを入れます。これは、ネットに入れることで洗濯中のほかの衣類とのこすれや引っかかり、色移りの防止になるからです。傷みやすい繊細な素材でできているものや刺繍やラメ、フリルといった装飾がついているものなどは、忘れず洗濯ネットに入れるようにしましょう。なお、ブラウスに対して大きすぎるネットを使うと中で動いてしまって摩擦が発生し、小さすぎるネットに入れるとシワが寄ってしまいます。洗濯ネットは適切なサイズのものを選ぶことが大切です。

 

2.ブラウスを洗濯する時の手順

この段落では、下準備が済んでブラウスを洗濯するときの基本的な手順や注意点について解説していきます。

 

2-1.優しく洗う

ブラウスの傷みを防ぐためには、ゴシゴシこすらず、できるだけ優しく負担の少ない方法で洗うことが大切です。洗濯機で洗えるブラウスも、標準コースではなく手洗いコースドライコースなどで洗うことが望ましいです。ドライコースといっても、クリーニング店で行っているドライクリーニングとは異なります。洗濯機のドライコースは、弱い水流で衣類を優しく洗い、洗濯やすすぎ、脱水にかかる時間が短くなるコースです。
洗濯機で洗えないブラウスは、洗い桶を使って手洗いしましょう。洗い桶にぬるま湯と中性洗剤を入れ、軽くたたんだブラウスを浸けます。10~15分ほどそのままにしたあと取り出して洗濯機で10秒ほど脱水にかけ、さらにきれいな水に1分くらい漬けましょう。再度、洗濯機で10秒ほど脱水すれば手洗い完了です。

 

2-2.柔軟剤を用いる

洗ったあとは、柔軟剤を使って仕上げをしましょう。柔軟剤は、衣類を柔らかく仕上げるだけでなく抗菌効果や防臭効果を付与したり香りをつけたりする効果があります。商品によって目的はさまざまです。それぞれ特徴が異なりますので、自分の目的にあった柔軟剤を選びましょう。

 

 

2-3.脱水は短時間で済ます

洗い終わったブラウスは、洗濯機で脱水します。これをしないと、干してもなかなか乾きません。ただし、シワができやすくなりますので、長時間の脱水は避けます。脱水時間は30秒から1分程度でいいでしょう。特にデリケートな衣類を手洗いしたときは、洗濯機で脱水するのではなく、タオルドライをすることが望ましいです。大判のタオルでたたんだブラウスをはさみ、上から押さえて水分を含ませます。

 

3.洗濯したブラウスを干す時のコツ

脱水が終わったら、放置せずにすぐに干しましょう。そのままにしているとシワがついてしまい、雑菌が繁殖してニオイの原因にもなります。ブラウスの肩の部分を持ってバサバサと軽くふりさばくと、大きなシワが取れます。ブラウスを軽くたたんで手のひらで挟んでたたくと、小さなシワも伸びるでしょう。シワをとったあとはハンガーにかけ、フリルのあるものは引っ張るなどして軽く形を整えてから干します。

 

4.洗濯後にアイロンをかける時のポイント

洗って干し、乾いたあとはアイロンをかけましょう。ブラウスの種類によってアイロンのかけ方も異なりますので、注意が必要です。まずはブラウスの素材を確認しましょう。合成繊維であればドライアイロンが向いています。綿や麻は霧吹きで充分に湿らせてからアイロンをかけましょう。ウールは霧吹きをしながらアイロンをかけます。薄手のブラウスは生地への負担を軽減するためにあて布をし、刺繍が入っているブラウスは裏返してからアイロンをかけるといいでしょう。なお、タグにアイロンにバツがついた絵表示があるブラウスは、アイロンをかけてはいけません。

 

正しい洗濯方法を知りONLYに行ってみよう

ブラウスを洗うときの正しい方法や注意点について紹介してきました。デリケートなブラウスをきれいな状態で長持ちさせるためにも、ここで紹介した方法を参考にして洗うようにしましょう。また、新しいブラウスを探しているならONLYがおすすめです。豊富な種類を取り扱っていますので、ぴったりのブラウスが見つかるでしょう。

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