オーダーメイドのスーツを購入したい人必見!専門用語の意味をチェック
2019/11/14
- スーツTips(豆知識)
スーツをかっこよく着こなすには、自分のサイズに合ったものを選ぶのが非常に重要です。そのためには、既製品から選ぶだけでなく、オーダーメイドで自分にぴったりのものを作るのもひとつの手です。しかし、今までオーダーの経験がなく、どうやって頼めばいいかわからない、という人も中にはいるでしょう。そこで今回の記事では、スーツをオーダーメイドするときに役立つさまざまな専門用語について、詳しく解説していきます。
1.ジャケットに関する用語
スーツはジャケットとスラックスの2つに分かれます。まずは、ジャケットに関する用語をチェックしていきましょう。
1-1.上襟・飾りボタン穴・胸ポケット
まずジャケットの上部にあるのは上襟です。カラーと呼ばれることもある部分で、襟刻みによって区切られている、上側の襟のことを指します。そしてそこからやや視線を落としていくと飾りボタン穴(フラワーホール)があります。会社によっては、ここに社章やバッジをつけることがあるでしょう。かつて花を挿していたことから、フラワーホールと呼ばれてます。そして、チェストポケットとも呼ばれる胸ポケットがあります。
1-2.前ひだ・前裾・襟刻み・下襟
上襟から下へ沿っていくと、襟刻み(ゴージ)と呼ばれる縫い目があり、これより下を下襟(ラペル)と呼びます。襟刻みの角度や位置、また下襟のデザインは流行によって変化し、スーツの印象を左右します。また、胸から腰にかけて縦に施されるつまみ縫いは前ひだ(フロントダーツ)です。サイズ調整に一役買ってくれており、フロントダーツがあることで立体感が出て身体に沿ったデザインが実現できるのです。そして、ジャケットの下の部分は前裾(フロントカット)と呼ばれます。スーツ全体のデザインに影響を及ぼす部分で、大きく分けて丸型と角型の2種類があります。
1-3.脇ポケット・カフ・ボタン
脇の縫い目を利用した脇ポケットは、サイドポケットとも呼ばれます。実用性よりもデザイン性が重視されることが多く、フラップポケットやチェンジポケットなど、仕様はいろいろです。また、袖口のことを指すカフにもさまざまなデザインがあります。本切羽や開き見せなど、カフのデザインを変えるだけでも印象が変わりますので、こだわりたい部分のひとつですね。正面のボタンは、全部は留めないのが基本です。一番下は留めず、段返り3つボタンなら真ん中だけ留めます。
1-4.アームホール・袖付け・ベント
身頃と袖をつなぐ、腕の部分の穴のことをアームホールといいます。ここはデザインだけでなく着心地にも関わってくる部分ですので、自分なりのこだわりを詰めた方がいいでしょう。そしてアームホールからつながる袖付け部分も、スーツのシルエットを決める大切な部分です。英国風にわずかに盛り上がらせたり、イタリア風に丸くすとんと落ちるスタイルにしたりと、“自分流”を存分に表現しましょう。また、ベント(ベンツ)と呼ばれる後ろの裾部分にもいろいろなパターンがあります。真ん中に切れ目があるセンターベント、両脇に切れ目があるサイドベンツ、など自分好みのデザインを探してみてはいかがでしょうか。
2.スラックスに関する用語
スラックスについても、いろいろなパターンやデザインがあります。それぞれの用語の意味を理解して、自分流のデザインを追求できるようにしておきましょう。
2-1.ウエストマン・前ひだ
ウエスト部分をしっかりと留めるベルト状の部分のことをウエストマンもしくはウエストバンドといいます。前部分にボタンが、周囲にベルトを通すループが縫い付けられているのが一般的です。ウエストマンから伸びる縫いひだは前ひだあるいはタックと呼ばれ、ウエスト部分にゆとりを生み出してくれています。タックの本数や向きは快適性だけでなくデザインにも影響を与える重要な部分です。
2-2.ベルトループ・時計隠し
ウエストバンドに付いているベルトループ(ベルト通し)は、幅1cmほどのものが7~8本縫い付けられるのが一般的です。もし、太さや本数にこだわりがあるならオーダーの際に必ず伝えた方がいいでしょう。そして、スラックスの右側についている小さなポケットは時計隠し(ウォッチポケット)です。かつて、懐中時計をここに入れていたことからそう呼ばれます。
2-3.股上・折り目
ウエストマンから股までの長さのことを股上もしくはライズといいます。股上の長さには流行があり、一般的な長さのものだけでなくローライズと呼ばれる股上の浅いものが人気になることもあります。また、スラックスの中央に入れられる折り目(クリース)がきれいに入っていると、スラックス全体をすっきりと見せてくれる効果が期待できるでしょう。
3.ONLYのオーダースーツについて
オンリーでは、お客様ひとりひとりにほかにないものをお届けすべく、さまざまな技術革新に挑戦しています。その中で特にこだわったのは軽くて快適な着心地で、その結果超軽量空(くう)仕立てという他にはない技術の開発に成功しました。これは従来のスーツより約100g軽く、それでいて型崩れしない、スーツの理想形を実現した技術です。その秘密はスーツの軸となる毛芯(けじん)にあります。従来の技術では、前身頃をカバーする接着芯と肩~胸にかけて支えるハーフ芯を併用するのが主流でした。しかし、オンリーでは絡み織りと呼ばれる生地口の荒い1枚の布地に樹脂を塗布、その1枚を毛芯として使う技術を開発、スーツの軽量化に成功したのです。このように、オンリーではお客様ひとりひとりの要望に応えるべく、常に最新の技術を追求し、さまざまな提案をしています。そんなオンリーのオーダーメイドなら、お客様それぞれに合った“自分流”のスーツをお届けできるはずです。
用語を知ってオーダースーツをONLYで購入しよう
ここまで、スーツの専門用語について細かく解説してきました。それぞれの言葉について正しく理解すれば、いざオーダーメイドスーツを作るときには自分のリクエストを適切に伝えられるでしょう。そして、スーツのオーダーをするときにはぜひオンリーへご相談ください。これまで培った技術や経験を駆使して、あなた好みの“オンリー”なスーツをお届けいたします。